いとこ(近親相姦)

"結婚式当日の楽屋、花嫁となったいとこと結ばれた禁断の瞬間"


 教会の鐘の音が、遠くで祝福の調べとなって響いている。外では親族や友人が集まり、これから始まる新しい人生の門出を祝っているのだろう。しかし、この重厚な扉に閉ざされた楽屋の中には、祝福とは対極にある、重く、熱く、そして濁った空気が充満していた。

 目の前にいるのは、純白のウェディングドレスに身を包んだ、僕のいとこだ。透き通るようなレースの袖、繊細な刺繍が施されたベール、そして、この世のものとは思えないほど美しい花嫁の姿。本来ならば、彼女の幸せを心から祈るべき立場なのだ。血の繋がりがある僕にとって、彼女は守るべき家族であり、同時に、誰よりも深く、抗いようのない情欲を掻き立てる存在でもあった。

 白すぎるほどのドレスが、彼女の身体のラインを艶めかしく強調している。その純潔の象徴のような衣装を前にして、僕の股間は、制御不能なほどに熱く、硬く、猛り狂っていた。

「ねえ、誰か来たらどうするの……?」

 彼女の声は震えていた。恐怖からか、それとも期待からか。潤んだ瞳が僕を見上げ、視線が重なる。その瞬間、僕たちの間にある倫理や理性の境界線は、音を立てて崩れ去った。

 彼女は、ふわりと広がるドレスの裾を捌きながら、僕の前に跪いた。純白の布地が床に広がり、まるで汚してはならない聖域のように見える。けれど、彼女の細い指先が僕のズボンを解き、露わになった僕の熱を掴んだとき、そこにはもう、聖なるものなど微塵も存在していなかった。

 彼女の唇が、僕の先端に触れた。

「……っ」

 熱い。驚くほどに熱い。彼女の口内は、外の冷ややかな空気とは正反対の、湿った熱を帯びていた。ペロペロと舌先で先端をなぞり、じっくりと、確かめるように愛撫が始まる。彼女の瞳は、僕の反応を伺うように、伏せられた睫毛の間から熱っぽくこちらを見つめていた。

 やがて、彼女はゆっくりと、僕のすべてをその小さな口の中へと迎え入れた。

 じゅぽじゅぽ、という湿った音が、静かな楽屋に響き渡る。ちゅぱちゅぱと、吸い付くような音。彼女の舌が、僕の亀頭の溝を丁寧に、執拗に、なぞり上げていく。おしゃぶりをするような、それでいて、もっと貪欲で、もっと原始的な、本能に突き動かされたようなフェラチオ。

 彼女の口内は、驚くほど狭く、そして吸い付くような圧力が僕を襲う。喉の奥まで深く、僕の熱を飲み込もうとするその動きに、僕は思わず背中を逸らし、彼女の頭に手を置いた。

「あ、あ……っ、……」

 声にならない吐息が漏れる。外では、誰かの笑い声や、グラスの触れ合う音が微かに聞こえてくる。その音が、かえって僕たちの背徳感を加速させた。もし今、誰かがこの扉を開けたら。花嫁が、いとこの性器を口に含み、狂ったように奉仕している姿を見られたら。その極限のスリルが、脳髄を痺れさせ、快楽を何倍にも膨れ上がらせる。

 彼女の技術は、僕の想像を遥かに超えていた。チロチロと先端を弄り、時には喉の奥を突くように深く、深く、僕を飲み込んでいく。彼女の頬が、僕の熱を受け止めるために僅かに膨らみ、その視覚的な背徳感が、僕の理性を完全に破壊した。

 ドクドクと、脈打つ感覚が強まっていく。全身の血液が、一点に集まっていくような、逃げ場のない昂ぶり。

「……い、く……っ!」

 僕は、彼女の髪を強く掴み、腰を突き出した。

 どぴゅどぴゅ、と、熱い塊が彼女の喉の奥へと叩きつけられる。口内発射。激しい射精の衝撃とともに、僕の精子が彼女の口内を満たしていく。どくどくと溢れ出す、僕の命の証。

 彼女は、それを一滴も逃すまいとするかのように、必死に、そして恍惚とした表情で受け止めていた。喉を大きく動かし、僕の精子を飲み込んでいく。

 射精が終わっても、彼女の奉仕は止まらなかった。彼女は、僕の亀頭に残ったわずかな精液さえも、丁寧に、ペロペロと舐めとっていく。まるで、僕のすべてを自分の一部にしようとしているかのように。

 最後の一滴まで、彼女は僕の器を掃除し尽くした。そして、口の端から溢れそうになったものを、慌てて指で拭い、飲み込んだ。

「……ごっくん」

 喉が動く音が、静寂の中で鮮明に聞こえた。彼女は、精液をすべて飲み干し、一滴も床にこぼすことはなかった。

 彼女は、潤んだ瞳で僕を見上げ、少しだけ赤くなった顔で、掠れた声で囁いた。

「……すごく、濃厚で、少し塩気が強いね……」

 彼女が伝えてくれたその言葉が、僕の耳の奥に深く刻み込まれた。彼女の口内は、僕の熱い精液で満たされ、その味を、その質感を知っている。

 彼女は、乱れた呼吸を整えながら、ゆっくりと立ち上がった。真っ白なドレスは、少しだけ乱れているが、その姿は依然として神々しいほどに美しい。彼女は、まるで何事もなかったかのように、ベールを整え、鏡に向かって微笑みを浮かべた。

 けれど、その唇には、僕の精液の残滓が、微かに、艶やかに残っているように見えた。

 僕は、震える手でズボンを整え、彼女の背中を見送った。扉の向こうには、祝福に満ちた、偽りの世界が広がっている。そしてこの部屋には、僕たちだけが共有する、消えることのない、濃密で、汚れきった、真実の記憶だけが残されていた。
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