職場・同僚・上司

"社員旅行の夜、隣の部屋から聞こえる声…先輩女性との密やかな情事"


潮騒の音が遠くに聞こえる、古い旅館の夜。社員旅行という非日常が、僕の理性を少しずつ削り取っていく。宴会が終わり、各自の部屋に戻って静まり返ったはずの廊下。しかし、僕の部屋の壁は驚くほど薄く、隣の部屋からは同僚たちの笑い声や、時折聞こえる重い足音が、まるですぐ隣で起きていることのように響いてくる。その緊張感が、僕の心臓を不規則に跳ねさせていた。

「……まだ、起きてる?」

ドアの隙間から、聞き慣れた、けれどどこか艶を帯びた声がした。佐藤先輩だ。普段のオフィスで見せる、隙のない、凛とした仕事ぶりの彼女とはまるで違う、湿り気を帯びた響き。僕は吸い寄せられるように、音を立てないよう慎重にドアを開けた。

廊下の薄暗い照明の下、彼女は少しだけ乱れたブラウスの襟元を晒し、僕を見つめていた。その瞳には、いつもの余裕など微塵もなく、ただ抗いがたい渇望だけが宿っている。僕たちは、誰かに見つかるかもしれないという極限の恐怖と、それ以上に強烈な背徳感に突き動かされるように、僕の部屋へと滑り込んだ。

部屋に入った瞬間、重苦しい静寂が僕たちを包み込んだ。隣の部屋からは、誰かが寝返りを打ったような、衣擦れの音が聞こえる。その音が、僕の神経を極限まで研ぎ澄ませた。もし、今ここで声が出てしまったら。もし、この密やかな行為が露呈してしまったら。その恐怖が、逆に僕の身体を熱く、疼かせる。

「ねえ、……していい?」

彼女は僕の瞳をじっと見つめ、言葉ではなく、その熱い視線で同意を求めてきた。僕はただ、小さく頷くことしかできなかった。

彼女は僕の前に跪いた。畳の匂いと、彼女の纏う微かな香水の香りが混ざり合い、僕の感覚を麻痺させていく。彼女の指先が僕のズボンに触れた瞬間、全身に電流が走った。布地が擦れる音さえ、この静寂の中では爆音のように感じられる。

彼女の唇が、僕の熱を帯びた部分に触れた。

「ちゅぱ……、ちゅぱちゅぱ……」

静かな部屋に、湿った、淫らな音が響き渡る。彼女の舌が、僕の先端を丁寧に、そして執拗に這い回る。普段、部下である僕に指示を飛ばす彼女の、あの凛とした口元が、今は僕の欲望を受け入れるためだけに動いている。そのギャップが、僕の理性を粉々に砕いていく。

彼女は僕の目をじっと見つめたまま、深く、深く、喉の奥まで僕を迎え入れた。

「じゅぽ……、じゅるり……」

視界が白濁していく。周囲の音が遠のき、ただ彼女の口内の熱さと、吸い上げられるような強い圧力だけが、僕の世界のすべてになった。感覚が遮断され、ただ一点、彼女の口の中にある熱量へと没入していく。彼女の頬が凹み、喉が鳴るたびに、僕の意識は快楽の深淵へと引きずり込まれていった。

「ちゅぱちゅぱ、じゅぽじゅぽ……」

彼女の奉仕は、もはや儀式のようだった。余裕を見せていたはずの彼女も、今や僕の熱に当てられ、その瞳は潤み、呼吸は荒くなっている。時折、隣の部屋から聞こえる微かな物音が、僕たちの行為をより一層、危険で甘美なものへと変えていく。バレてはいけない、けれど、もっと深く、もっと激しく。

僕の身体は、限界を迎えようとしていた。血管が脈打ち、熱い塊が喉元までせり上がってくる。彼女はそれを察したのか、さらに強く、さらに深く、吸い付くような動作で僕を追い詰めてきた。

「……っ、あ……」

彼女の喉が大きく動き、僕のすべてを飲み込もうとする。その瞬間、僕は抗うことのできない奔流に身を任せた。

「どぴゅっ、どぴゅどぴゅ……!」

熱い精液が、彼女の口内へと勢いよく放たれた。口内発射の衝撃が、僕の脳髄を直接揺さぶる。彼女はそれを逃さぬよう、必死に口を閉じ、喉を震わせて受け止めていた。

「どくどく……、びゅるる……」

射精の余韻が続く中、彼女は僕を見上げた。その瞳は、快楽と征服感に満ち溢れていた。彼女は口の端から一滴もこぼさないよう、丁寧に、そして貪欲に、僕の精液を絡め取っていく。

「ごっくん……」

喉を鳴らして、彼女はすべてを飲み干した。一滴の無駄もなく、僕の生命の証を、彼女は自らの身体へと取り込んでいく。

しばらくの間、僕たちは荒い呼吸を整えながら、ただ静かに隣り合っていた。彼女は口元を指で拭い、少しだけ乱れた髪を整えると、いつもの、あの落ち着いた表情に戻ろうとしていた。しかし、その頬の赤らみと、潤んだ瞳までは隠しきれていない。

「……すごかったわよ。すごく、熱くて、重い……」

彼女は掠れた声でそう囁いた。その言葉に、僕は彼女が感じた熱量を、彼女自身の言葉として受け取った。

窓の外では、夜の静寂が支配を強めている。隣の部屋からは、もう何も聞こえない。僕たちは、秘密を共有した共犯者として、再び日常へと戻るための準備を始めた。けれど、この肌に残る熱と、彼女の口内から感じたあの圧倒的な圧迫感は、一生、僕の記憶から消えることはないだろう。
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