口の中に充満する、熱く、硬い、圧倒的な存在感。喉の奥まで突き上げられる衝撃に、私は思わず呻きを漏らした。喉を締め上げるような、それでいて抗いようのない快楽の塊が、私の口内を蹂躙していく。
外では、狂ったように鳴り響く蝉の声が、真夏の熱気をさらに煽り立てている。古びた納屋の隙間から差し込む陽光は、舞い上がる埃を白く照らし出し、まるで現実感を奪い去っていくかのようだ。祖父母の家、親戚が集まる賑やかな昼下がり。すぐそばの縁側では、大人たちの笑い声や茶碗の触れ合う音が聞こえてくるはずなのに、この薄暗い納屋の中だけは、まるで時間が止まったかのような、異質な静寂と熱に支配されていた。
従兄の、少し大きくなった手。私の髪を強く掴み、逃げ場を塞ぐようにして、彼はその熱をさらに深く、私の喉の奥へと押し込んでくる。視界は、彼が被せた薄い布によって遮断され、ただ触覚と聴覚、そして嗅覚だけが異常なほどに研ぎ澄まされていた。鼻腔を突く、男性的で、少し汗の混じった、そして彼自身の体温を感じさせる匂い。それが、私の理性をじわじわと削り取っていく。
じゅぽ、じゅぽ、と、粘膜が擦れ合う湿った音が、静かな納屋に響く。自分の口から漏れる、淫らな音。それを聴くたびに、背筋にゾクゾクとした戦慄が走り、同時に下腹部が疼く。彼との血の繋がりが、この背徳感をより一層、濃密なものへと変えていく。いけないことだと分かっていながら、私は彼の熱を求めるように、もっと深く、もっと貪欲に、その硬い肉の塊を迎え入れようと舌を動かした。
ちゅぱ、ちゅぱ、と、吸い付くような音を立てながら、私は彼の先端を丁寧に、そして執拗に絡め取る。舌先で、亀頭の筋をなぞり、裏側の敏感な部分を、まるで宝物を扱うように、けれど飢えた獣のように弄ぶ。彼は低く、掠れた声を漏らし、私の頭をさらに強く引き寄せた。
「……もっと、奥まで」
耳元で囁かれた、熱い吐息。その言葉に従うように、私は顎が外れんばかりの勢いで、彼を喉の最深部まで飲み込んでいく。込み上げる嘔吐感さえも、この極限の状況下では、快楽を増幅させるスパイスでしかなかった。喉を突き上げる衝撃、口腔全体を占拠する圧迫感。それらが混ざり合い、私の意識は真っ白な熱の中に溶け出していく。
外の蝉の声は、もはや遠い世界の出来事のように感じられた。今、この瞬間、私の世界のすべてはこの口内にある、彼の熱い肉棒だけだ。視覚を奪われたことで、彼の動きの一つ一つが、よりダイレクトに私の神経へと伝わってくる。彼が腰を動かすたびに、喉の奥が、食道が、熱い楔によって貫かれていく。
じゅぽ、じゅぽ、じゅるる……。
唾液と、彼の体温が混ざり合い、口の端から糸を引いて溢れ出す。その感覚さえも、この秘密の時間を彩る一部のように思えた。彼は、私がどれほど彼を欲しているかを知っているかのように、容赦なく、そして執拗に、私の口腔を蹂躙し続ける。
そして、その瞬間は唐突に、けれど必然として訪れた。
彼の身体が、目に見えて強張る。呼吸が荒くなり、私の髪を掴む手に、逃がさないという強い意志が込められる。私は、彼が今、限界に達しようとしていることを、その熱量の変化から察知した。
「……っ、くるぞ……!」
短く、掠れた、命令のような声。私は、彼を受け入れる準備を整えるように、目を見開き(布越しではあるが)、喉を大きく開いた。
どぴゅっ、どぴゅどぴゅっ、と。
喉の奥を、熱い奔流が叩いた。衝撃的なほどの熱量、そして、力強い脈動。口内を、喉を、激しく、何度も、何度も、彼の生命の証が打ち付けられる。それは、まるで熱い液体が、私の内側を焼き尽くしていくかのような、圧倒的な感覚だった。
私は、その奔流を、一滴も逃さぬように、必死に受け止めた。喉を震わせ、口腔の隅々までを、彼の熱い精液が埋め尽くしていく。喉の奥に突き刺さるような、濃密で、重たい液体。それを、ただ受け入れるだけでなく、私はもっと欲しくて、喉を鳴らして、必死に飲み込んでいった。
ごっくん、と。
喉を鳴らし、一気に飲み下す。熱い塊が、食道を滑り落ちていく感覚が、これ以上ないほど鮮明に伝わってくる。
どくどく、と、彼の脈動が止まるまで、私はその熱を、喉の奥で、舌の上で、全身で感じ続けていた。最後の一滴まで、彼は私の中に、注ぎ込まれようとしていた。私は、彼の精液が溢れ出さないように、唇を固く結び、吸い上げるようにして、残ったものすべてを口の奥へと集め、飲み干した。
飲み込んだ後の、口の中に残る、独特の重みと熱。それは、彼の一部を、私自身の一部として取り込んだような、不思議な充足感をもたらした。
静寂が戻った納屋。蝉の声だけが、再び現実へと私を引き戻そうとしている。しかし、私の喉に残る熱と、口内に広がる、あの濃厚な感覚は、決して消えることはない。
私は、乱れた呼吸を整えながら、彼を見上げた。布の隙間から見える彼の瞳は、どこか満足げで、そして、私たちにしか分からない、深い共犯の光を宿していた。
この夏休みは、まだ始まったばかりだ。古民家の、この閉ざされた空間で、私たちは何度でも、この禁断の熱に溺れていくのだろう。
外では、狂ったように鳴り響く蝉の声が、真夏の熱気をさらに煽り立てている。古びた納屋の隙間から差し込む陽光は、舞い上がる埃を白く照らし出し、まるで現実感を奪い去っていくかのようだ。祖父母の家、親戚が集まる賑やかな昼下がり。すぐそばの縁側では、大人たちの笑い声や茶碗の触れ合う音が聞こえてくるはずなのに、この薄暗い納屋の中だけは、まるで時間が止まったかのような、異質な静寂と熱に支配されていた。
従兄の、少し大きくなった手。私の髪を強く掴み、逃げ場を塞ぐようにして、彼はその熱をさらに深く、私の喉の奥へと押し込んでくる。視界は、彼が被せた薄い布によって遮断され、ただ触覚と聴覚、そして嗅覚だけが異常なほどに研ぎ澄まされていた。鼻腔を突く、男性的で、少し汗の混じった、そして彼自身の体温を感じさせる匂い。それが、私の理性をじわじわと削り取っていく。
じゅぽ、じゅぽ、と、粘膜が擦れ合う湿った音が、静かな納屋に響く。自分の口から漏れる、淫らな音。それを聴くたびに、背筋にゾクゾクとした戦慄が走り、同時に下腹部が疼く。彼との血の繋がりが、この背徳感をより一層、濃密なものへと変えていく。いけないことだと分かっていながら、私は彼の熱を求めるように、もっと深く、もっと貪欲に、その硬い肉の塊を迎え入れようと舌を動かした。
ちゅぱ、ちゅぱ、と、吸い付くような音を立てながら、私は彼の先端を丁寧に、そして執拗に絡め取る。舌先で、亀頭の筋をなぞり、裏側の敏感な部分を、まるで宝物を扱うように、けれど飢えた獣のように弄ぶ。彼は低く、掠れた声を漏らし、私の頭をさらに強く引き寄せた。
「……もっと、奥まで」
耳元で囁かれた、熱い吐息。その言葉に従うように、私は顎が外れんばかりの勢いで、彼を喉の最深部まで飲み込んでいく。込み上げる嘔吐感さえも、この極限の状況下では、快楽を増幅させるスパイスでしかなかった。喉を突き上げる衝撃、口腔全体を占拠する圧迫感。それらが混ざり合い、私の意識は真っ白な熱の中に溶け出していく。
外の蝉の声は、もはや遠い世界の出来事のように感じられた。今、この瞬間、私の世界のすべてはこの口内にある、彼の熱い肉棒だけだ。視覚を奪われたことで、彼の動きの一つ一つが、よりダイレクトに私の神経へと伝わってくる。彼が腰を動かすたびに、喉の奥が、食道が、熱い楔によって貫かれていく。
じゅぽ、じゅぽ、じゅるる……。
唾液と、彼の体温が混ざり合い、口の端から糸を引いて溢れ出す。その感覚さえも、この秘密の時間を彩る一部のように思えた。彼は、私がどれほど彼を欲しているかを知っているかのように、容赦なく、そして執拗に、私の口腔を蹂躙し続ける。
そして、その瞬間は唐突に、けれど必然として訪れた。
彼の身体が、目に見えて強張る。呼吸が荒くなり、私の髪を掴む手に、逃がさないという強い意志が込められる。私は、彼が今、限界に達しようとしていることを、その熱量の変化から察知した。
「……っ、くるぞ……!」
短く、掠れた、命令のような声。私は、彼を受け入れる準備を整えるように、目を見開き(布越しではあるが)、喉を大きく開いた。
どぴゅっ、どぴゅどぴゅっ、と。
喉の奥を、熱い奔流が叩いた。衝撃的なほどの熱量、そして、力強い脈動。口内を、喉を、激しく、何度も、何度も、彼の生命の証が打ち付けられる。それは、まるで熱い液体が、私の内側を焼き尽くしていくかのような、圧倒的な感覚だった。
私は、その奔流を、一滴も逃さぬように、必死に受け止めた。喉を震わせ、口腔の隅々までを、彼の熱い精液が埋め尽くしていく。喉の奥に突き刺さるような、濃密で、重たい液体。それを、ただ受け入れるだけでなく、私はもっと欲しくて、喉を鳴らして、必死に飲み込んでいった。
ごっくん、と。
喉を鳴らし、一気に飲み下す。熱い塊が、食道を滑り落ちていく感覚が、これ以上ないほど鮮明に伝わってくる。
どくどく、と、彼の脈動が止まるまで、私はその熱を、喉の奥で、舌の上で、全身で感じ続けていた。最後の一滴まで、彼は私の中に、注ぎ込まれようとしていた。私は、彼の精液が溢れ出さないように、唇を固く結び、吸い上げるようにして、残ったものすべてを口の奥へと集め、飲み干した。
飲み込んだ後の、口の中に残る、独特の重みと熱。それは、彼の一部を、私自身の一部として取り込んだような、不思議な充足感をもたらした。
静寂が戻った納屋。蝉の声だけが、再び現実へと私を引き戻そうとしている。しかし、私の喉に残る熱と、口内に広がる、あの濃厚な感覚は、決して消えることはない。
私は、乱れた呼吸を整えながら、彼を見上げた。布の隙間から見える彼の瞳は、どこか満足げで、そして、私たちにしか分からない、深い共犯の光を宿していた。
この夏休みは、まだ始まったばかりだ。古民家の、この閉ざされた空間で、私たちは何度でも、この禁断の熱に溺れていくのだろう。
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