姉弟(近親相姦)

世話焼きな姉と反抗期の弟、深夜のキッチンで始まる秘密の儀式


喉の奥が焼けるように乾いていた。深夜二時、静まり返った家の中で、僕は重い体を引きずるようにしてベッドを抜け出した。窓の外は深い闇に包まれ、時折、遠くで風が木々を揺らす音だけが聞こえる。そんな静寂が、かえって僕の意識を研ぎ澄ませていた。

キッチンへと続く廊下を歩く足音が、妙に大きく響く。僕は、最近の自分に対する苛立ちを、こうして深夜の孤独にぶつけることで紛らわしてきた。姉との関係もそうだ。いつも僕の世話を焼き、過干渉なまでに僕の生活に踏み込んでくる彼女に対し、僕はわざと棘のある言葉を投げつけ、反抗的な態度をとることで、自分自身の境界線を守ろうとしていた。

キッチンに辿り着くと、そこには微かな明かりが灯っていた。冷蔵庫の低い唸り声と共に、誰かの気配を感じる。

「……まだ起きてたのか」

僕の声は、自分でも驚くほど掠れていた。暗がりに浮かび上がったのは、エプロンを脱ぎ捨て、薄い部屋着姿の姉だった。彼女は僕の姿を見ると、いつものように「喉が渇いたの?」と、慈愛に満ちた、どこか親のようでもあり、あるいは幼い子供をあやすようでもある表情を見せた。

しかし、その夜の彼女の瞳は、いつもとは違っていた。

僕がコップに水を注ごうとする手を、彼女の細い指がそっと制した。視線が絡み合う。深夜の静寂の中で、僕たちの間に流れる空気の色が、一瞬にして変質した。それは、守るべき家族としての温もりではなく、もっと原始的で、抗いようのない、男女としての熱を帯びた重圧だった。

「……ねえ、そんなに反抗的な顔をしないで」

彼女の声は低く、耳元で囁かれると、背筋に震えが走るほど官能的だった。彼女の瞳の奥にある、抑え込んできた情動が、暗い光となって僕を射抜く。僕は言葉を失い、ただ立ち尽くすしかなかった。

彼女の手が、僕の腰に回される。その指先から伝わる体温が、深夜の冷えた空気を切り裂いていく。彼女はゆっくりと、僕をキッチンのカウンターへと押しやった。

「……姉さん、何を……」

抗おうとする言葉は、彼女の唇が僕の耳朶を掠めた瞬間に霧散した。彼女の指が僕のズボンのベルトに掛かり、迷いなく解いていく。布地が擦れる音さえ、この静寂の中では暴力的なまでの響きを持って僕の鼓膜を叩いた。

露出した僕の熱を、彼女の視線が舐めるように見つめる。その視線は、まるで獲物を定める捕食者のようでもあり、同時に、愛おしいものに触れることを渇望する乙女のようでもあった。

彼女は静かに、膝をついた。

キッチンの床に膝をつく彼女の背中が、月光に照らされて白く浮かび上がる。僕は、自分が壊れていくような感覚に陥った。周囲の音は遠のき、感覚が一点へと収束していく。聞こえるのは、彼女の荒い呼吸と、僕の心臓の鼓動だけだ。

彼女の唇が、僕の先端に触れた。

「……っ!」

熱い。あまりにも熱い。彼女の口内は、深夜の冷気とは対照的な、暴力的なまでの熱量を持っていた。

じゅぽ、じゅぷ……。

静まり返ったキッチンに、湿った、卑猥な音が響き渡る。彼女は僕のそれを、まるで宝物を扱うかのように、それでいて貪るように、口の中へと迎え入れた。

ちゅぱちゅぱ、と、舌が僕の筋をなぞり、亀頭の周囲を執拗に弄ぶ。彼女の舌の動きは、僕の理性を根こそぎ奪い去るほどに巧みで、それでいてどこか切実だった。ペロペロと、先端を丁寧に舐め上げ、そのまま深く、喉の奥まで飲み込もうとする。

「ん、んぅ……っ」

彼女の鼻にかかった声が、僕の脳髄を直接揺さぶる。感覚が遮断されていく。視界は暗く、意識はただ、彼女の口内がもたらす、逃げ場のない快楽へと没入していく。

じゅぽじゅぽ、と、吸い上げられるたびに、僕の体は弓なりに反り返る。彼女の舌が、裏筋をチロチロと這い回り、敏感な部分を執拗に刺激する。そのたびに、脳内には閃光が走り、思考は真っ白に塗りつぶされた。

彼女は、僕の反抗心も、戸惑いも、すべてをその口の中に飲み込んでしまうかのように、激しく、深く、しゃぶり続けた。

「……あ、……あぁ……っ!」

限界が、すぐそこまで迫っていた。全身の血液が一点に集中し、爆発を待つ圧力のように膨れ上がっていく。僕は彼女の髪を掴み、逃げ場のない快楽の渦に、ただ身を任せた。

どくどく、と、脈打つ感覚が極限に達したその時、僕は、抗う術を完全に失った。

どぴゅっ、どぴゅどぴゅっ!

熱い奔流が、彼女の口内へと叩きつけられる。

「んぐっ、ん、んんーっ!」

彼女は、溢れ出そうになる僕の精液を、一滴も逃さぬよう、必死に喉を鳴らして受け止めていた。喉の奥が大きく波打ち、僕のすべてを飲み込んでいく。

ごっくん、と、重い音が静かなキッチンに響く。

彼女は、僕の精液をすべて飲み干した後、ゆっくりと顔を上げた。口の端には、白濁した液体がわずかに残り、彼女の瞳は、恍惚とした熱を帯びて潤んでいた。

彼女は、僕の耳元に顔を寄せ、熱い吐息と共に、掠れた声で囁いた。

「……すごく、濃厚で……塩味が強くて、重たい味……」

その言葉が、僕の意識を現実へと引き戻した。彼女が伝えてくれたその味の感覚が、僕の脳裏に焼き付いて離れない。それは、決して甘いものではなく、生命の根源を感じさせるような、生々しく、重厚な感覚だった。

彼女は、口元を指で拭い、いつもの、穏やかで世話焼きな姉の顔に戻ろうとした。しかし、その瞳の奥に宿る、僕を独占しようとする暗い情熱までは消し去ることはできていなかった。

「……さあ、お水、飲んで寝なさい。明日は早いんでしょう?」

彼女は、まるで何事もなかったかのように、僕の乱れた服を整え、優しく背中を叩いた。

僕は、足元がふらつくのを必死に堪えながら、逃げるようにして自分の部屋へと戻った。

ベッドに倒れ込み、天井を見上げる。静寂は戻ったが、キッチンのあの湿った音と、彼女の熱い口内の感触、そして、喉を鳴らして僕のすべてを飲み干したあの音は、いつまでも耳の奥でリフレインしていた。
僕たちは、もう、ただの姉弟には戻れない。深夜のキッチンで交わされた、あの秘密の儀…

… 続きがあります

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