姉弟(近親相姦)

甘えん坊な弟と厳しい姉、バスタイムで始まる禁断の戯れ


湿り気を帯びた脱衣所には、石鹸の香りと、湯上がりの熱気が重く立ち込めていた。浴室から漏れ出す白い蒸気が、僕たちの境界線を曖昧に溶かしていく。

姉はいつも、僕に対してはどこまでも厳しかった。脱衣所に置かれたバスタオルを手に取り、乱れた髪を無造作に拭いながら、僕の幼い甘えを冷ややかな視線で一蹴する。その凛とした佇まい、隙のない背中、そして「ちゃんと自分でやりなさい」と突き放す言葉。それらすべてが、僕にとっては超えられない壁のように感じられていた。けれど、その壁の向こう側にある、一人の女性としての熱を、僕は誰よりも近くで感じていたのだ。

湯上がりの彼女の肌は、薄桃色に上気している。滴る水滴が鎖骨の窪みに溜まり、ゆっくりと胸元へと滑り落ちていく。その光景を、僕は言葉を失って見つめていた。いつもなら「何見てるのよ」と叱責されるはずの場面。けれど、その日の彼女の瞳には、いつもの鋭い光ではなく、どこか熱を孕んだ、揺らぎのある色が混じっていた。

僕は、抗いようのない衝動に突き動かされるように、彼女の背後へと歩み寄った。
「……姉さん」
名前を呼ぶ声が、湿った空気の中で震える。彼女の肩が、びくりと小さく跳ねた。振り返った彼女の瞳が、僕の視線とぶつかる。拒絶の言葉は出なかった。ただ、潤んだ瞳が僕を射抜き、その視線が僕の視線を、そして僕の欲望を、静かに受け入れてしまった。

厳格な姉の仮面が、音を立てて崩れ落ちる。彼女は、まるで何かに導かれるように、僕の前に膝をついた。

湿った床に膝をつく彼女の姿は、あまりにも背徳的で、あまりにも美しかった。彼女の指先が、僕の熱を帯びた部分に触れる。その指は微かに震えていたが、迷いはなかった。ゆっくりと、けれど確実に、彼女の唇が僕を包み込んだ。

「……っ」
熱い。口内の温度が、僕の理性を一気に焼き切っていく。
じゅぽじゅぽ、と、粘膜が擦れ合う湿った音が、静かな脱衣所に響き渡る。彼女の舌が、先端を執拗に、そして丁寧に愛撫していく。ペロペロと、チロチロと、まるで壊れ物を扱うような繊細さと、獲物を貪るような貪欲さが同居した動き。

彼女の喉が、僕の大きさを迎え入れるたびに、大きく上下する。ちゅぱちゅぱ、という、激しくも艶めかしい音が、僕の鼓膜を直接揺さぶる。彼女の瞳は、もはや姉のものではなかった。ただ僕の快楽を、その身をもって受け止める一人の女の顔だった。

僕は彼女の髪に指を絡め、その頭を押し付けるようにして、より深く、より激しく、彼女の口内へと僕を沈めていく。彼女の呼吸は荒くなり、鼻にかかった吐息が、僕の太ももを熱く撫でる。視界が白濁し、意識が快楽の渦へと沈んでいく。

限界は、唐突に訪れた。
全身の筋肉が強張り、意識の端々が弾け飛ぶ。
「あ……っ、あ……!」
声にならない声を上げながら、僕は彼女の喉の奥へと、すべてを解き放った。

口内発射。
どぴゅどぴゅ、と、熱い塊が、彼女の口腔を、喉を、激しく叩きつける。ドクドクと脈打つ感覚とともに、僕の生命が彼女の中へと注ぎ込まれていく。彼女は、その衝撃をすべて受け止めるように、目を細め、喉を震わせて飲み込んでいった。

どくどく、と、最後の一滴が放たれるまで、彼女は決して口を離さなかった。
出し切った後の、虚脱感と、それ以上に強烈な充足感。
彼女は、口の端から溢れそうになる精液を、まるで宝物を守るかのように、唇で丁寧に掬い取った。そして、一滴も床に零すことなく、喉を大きく動かして、すべてを飲み干した。

ごっくん、という、小さくも確かな嚥下音が、静寂の中で響く。

彼女は、口元を手の甲で拭い、潤んだ瞳で僕を見上げた。その表情には、先ほどまでの厳格な面影は微塵も残っていない。ただ、僕の熱を受け入れ、飲み干したことへの、どこか満足げな、そして深い悦びに満ちた色が宿っていた。

「……少し、熱くて、重い味がするわ」

彼女が、掠れた声でそう呟いた。その言葉が、僕の耳元で、禁断の儀式を終えた後の祝福のように響いた。
脱衣所の蒸気は、さらに濃さを増し、僕たちの間に流れる、戻ることのできない関係を、静かに、そして深く、包み込んでいった。
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