熱に浮かされた意識は、まるで深い泥の中に沈んでいくようだった。視界はぼやけ、耳の奥では自分の荒い呼吸音だけが、不自然なほど大きく響いている。部屋の空気は重く、湿り気を帯び、どこか現実味を欠いていた。そんな朦朧とする中で、僕のすぐそばに誰かがいることだけは分かっていた。
姉だった。
「大丈夫、ここにいるからね」
その声は、凪いだ海のように穏やかで、どこか切なさを孕んでいた。濡れたタオルが額に触れるたび、熱が少しだけ引くような気がした。姉の指先はいつも冷たくて、それが今の僕にとっては、唯一の救いのように感じられた。看病という名目で、彼女は僕の傍を離れようとはしなかった。
しかし、その献身的な手つきが、ある瞬間を境に、決定的に変質した。
熱のせいか、それとも彼女の瞳に宿った、見たこともないような情熱のせいか。額を冷やしていた手が、ゆっくりと頬を撫で、そして首筋へと滑り落ちていく。その指先の動きは、もはや慈しみではなく、渇望に近いものへと変わっていた。僕の衰弱した体は、拒絶する力すら残っていない。ただ、彼女の熱を、その存在を、全身で受け止めることしかできなかった。
衣類が擦れる微かな音。静まり返った寝室の中で、その音は雷鳴のように僕の鼓膜を震わせた。姉の指が、僕の腰のあたりを、そして太ももの内側を、ゆっくりと、しかし確実に這い上がってくる。彼女の吐息が耳元にかかり、僕の身体に電流のような震えが走った。
「……こんなこと、しちゃいけないって分かってる。でも、止まれないの」
囁きは、懺悔のようでもあり、宣言のようでもあった。彼女の視線が、僕の股間の膨らみに注がれる。熱に浮かされた僕の身体は、彼女のその視線だけで、抗いようもなく反応してしまった。
彼女は、僕のズボンをゆっくりと下ろした。冷たい空気が露わになった肌に触れ、僕は小さく身震いした。しかし、すぐにその後に続く、もっと熱いものが僕を包み込んだ。
姉が、僕のモノを口に含んだ。
「……っ!」
言葉にならない声が漏れた。口腔の熱、舌の質感、そして吸い付くような圧力。それは、看病という言葉からは程遠い、あまりにも露骨で、あまりにも官能的な行為だった。
じゅぽ、じゅぽ、と湿った音が静かな部屋に響き渡る。彼女の舌が、敏感な先端を丁寧に、執拗に弄り回す。ちゅぱちゅぱ、という、唾液と粘膜が擦れ合う音が、僕の思考を真っ白に塗りつぶしていく。彼女の口内は、驚くほど温かく、そして狭かった。
彼女は、僕のモノを深く、喉の奥まで飲み込もうとするかのように、深く、激しく突き進んでくる。ぐちゅ、じゅるり、と、音を立てて吸い上げられるたびに、僕の背中がシーツに沈み込み、腰が浮きそうになる。衰弱しているはずの身体が、本能的な快楽によって、かつてないほどの熱を帯びていく。
彼女の瞳が、僕を見上げた。潤んだ瞳には、罪悪感と、それを上回るほどの悦楽が混ざり合っていた。彼女は、僕の反応を楽しむかのように、さらに激しく、さらに深く、口の動きを速めていく。
ちゅぱ、ちゅぱちゅぱ、じゅぽじゅぽ……。
その音は、もはや僕にとって、外界の音を遮断する唯一の旋律だった。視覚も、聴覚も、すべてがその一点、彼女の口の中にある熱量へと収束していく。脳が、快楽の限界を超えようとしていた。
「あ、あ……っ!」
喉の奥を突かれるたびに、意識が遠のき、同時に強烈な快感の波が押し寄せる。彼女の舌が、亀頭の裏側をなぞり、吸い上げる。その動きに合わせて、僕の身体は限界まで張り詰め、破裂しそうなほどの圧力を感じていた。
もう、止まらない。
「あ、あああああ……っ!」
僕は、叫ぶことすらできず、ただ全身を硬直させた。
どぴゅっ、どぴゅどぴゅっ!
熱い塊が、彼女の喉の奥へと叩きつけられる。ドクドクと、僕の生命のすべてを注ぎ込むような、激しい射精だった。彼女は、その衝撃を逃さぬよう、さらに強く、さらに深く、僕のモノを口の奥へと押し当て、受け止めていた。
どくどく、と、精液が彼女の口腔を満たしていく。僕は、自分の内側から何かが引き抜かれていくような、空虚で、それでいて圧倒的な充足感の中にいた。
彼女は、一滴も逃さないように、僕のモノを最後までしっかりと口に含んでいた。そして、溢れ出しそうになる精液を、喉を鳴らして飲み込んでいく。
ごっくん、ごくん……。
その、喉が動く音さえも、静寂の中では鮮明に聞こえた。彼女は、僕の精液を、まるで宝物を味わうかのように、すべて飲み干した。口の端から一滴もこぼすことなく、彼女は最後まで、僕のすべてをその身に取り込んだのだ。
しばらくの間、僕たちは、ただ荒い呼吸だけを響かせながら、暗い部屋の中に沈んでいた。
しばらくして、彼女は僕の胸元に顔を埋め、小さく、しかしはっきりと囁いた。
「……すごく、濃厚だったよ」
彼女がそう言った時、その声は、どこか満足げで、そして少しだけ、どこか遠い世界のもののように聞こえた。
僕は、何も答えられなかった。ただ、熱が引いた後の、妙に冷たくて静かな身体を、彼女の温もりだけが繋ぎ止めてくれていた。窓の外では、夜の静寂が、すべてを覆い隠すように、深く、深く沈んでいた。
姉だった。
「大丈夫、ここにいるからね」
その声は、凪いだ海のように穏やかで、どこか切なさを孕んでいた。濡れたタオルが額に触れるたび、熱が少しだけ引くような気がした。姉の指先はいつも冷たくて、それが今の僕にとっては、唯一の救いのように感じられた。看病という名目で、彼女は僕の傍を離れようとはしなかった。
しかし、その献身的な手つきが、ある瞬間を境に、決定的に変質した。
熱のせいか、それとも彼女の瞳に宿った、見たこともないような情熱のせいか。額を冷やしていた手が、ゆっくりと頬を撫で、そして首筋へと滑り落ちていく。その指先の動きは、もはや慈しみではなく、渇望に近いものへと変わっていた。僕の衰弱した体は、拒絶する力すら残っていない。ただ、彼女の熱を、その存在を、全身で受け止めることしかできなかった。
衣類が擦れる微かな音。静まり返った寝室の中で、その音は雷鳴のように僕の鼓膜を震わせた。姉の指が、僕の腰のあたりを、そして太ももの内側を、ゆっくりと、しかし確実に這い上がってくる。彼女の吐息が耳元にかかり、僕の身体に電流のような震えが走った。
「……こんなこと、しちゃいけないって分かってる。でも、止まれないの」
囁きは、懺悔のようでもあり、宣言のようでもあった。彼女の視線が、僕の股間の膨らみに注がれる。熱に浮かされた僕の身体は、彼女のその視線だけで、抗いようもなく反応してしまった。
彼女は、僕のズボンをゆっくりと下ろした。冷たい空気が露わになった肌に触れ、僕は小さく身震いした。しかし、すぐにその後に続く、もっと熱いものが僕を包み込んだ。
姉が、僕のモノを口に含んだ。
「……っ!」
言葉にならない声が漏れた。口腔の熱、舌の質感、そして吸い付くような圧力。それは、看病という言葉からは程遠い、あまりにも露骨で、あまりにも官能的な行為だった。
じゅぽ、じゅぽ、と湿った音が静かな部屋に響き渡る。彼女の舌が、敏感な先端を丁寧に、執拗に弄り回す。ちゅぱちゅぱ、という、唾液と粘膜が擦れ合う音が、僕の思考を真っ白に塗りつぶしていく。彼女の口内は、驚くほど温かく、そして狭かった。
彼女は、僕のモノを深く、喉の奥まで飲み込もうとするかのように、深く、激しく突き進んでくる。ぐちゅ、じゅるり、と、音を立てて吸い上げられるたびに、僕の背中がシーツに沈み込み、腰が浮きそうになる。衰弱しているはずの身体が、本能的な快楽によって、かつてないほどの熱を帯びていく。
彼女の瞳が、僕を見上げた。潤んだ瞳には、罪悪感と、それを上回るほどの悦楽が混ざり合っていた。彼女は、僕の反応を楽しむかのように、さらに激しく、さらに深く、口の動きを速めていく。
ちゅぱ、ちゅぱちゅぱ、じゅぽじゅぽ……。
その音は、もはや僕にとって、外界の音を遮断する唯一の旋律だった。視覚も、聴覚も、すべてがその一点、彼女の口の中にある熱量へと収束していく。脳が、快楽の限界を超えようとしていた。
「あ、あ……っ!」
喉の奥を突かれるたびに、意識が遠のき、同時に強烈な快感の波が押し寄せる。彼女の舌が、亀頭の裏側をなぞり、吸い上げる。その動きに合わせて、僕の身体は限界まで張り詰め、破裂しそうなほどの圧力を感じていた。
もう、止まらない。
「あ、あああああ……っ!」
僕は、叫ぶことすらできず、ただ全身を硬直させた。
どぴゅっ、どぴゅどぴゅっ!
熱い塊が、彼女の喉の奥へと叩きつけられる。ドクドクと、僕の生命のすべてを注ぎ込むような、激しい射精だった。彼女は、その衝撃を逃さぬよう、さらに強く、さらに深く、僕のモノを口の奥へと押し当て、受け止めていた。
どくどく、と、精液が彼女の口腔を満たしていく。僕は、自分の内側から何かが引き抜かれていくような、空虚で、それでいて圧倒的な充足感の中にいた。
彼女は、一滴も逃さないように、僕のモノを最後までしっかりと口に含んでいた。そして、溢れ出しそうになる精液を、喉を鳴らして飲み込んでいく。
ごっくん、ごくん……。
その、喉が動く音さえも、静寂の中では鮮明に聞こえた。彼女は、僕の精液を、まるで宝物を味わうかのように、すべて飲み干した。口の端から一滴もこぼすことなく、彼女は最後まで、僕のすべてをその身に取り込んだのだ。
しばらくの間、僕たちは、ただ荒い呼吸だけを響かせながら、暗い部屋の中に沈んでいた。
しばらくして、彼女は僕の胸元に顔を埋め、小さく、しかしはっきりと囁いた。
「……すごく、濃厚だったよ」
彼女がそう言った時、その声は、どこか満足げで、そして少しだけ、どこか遠い世界のもののように聞こえた。
僕は、何も答えられなかった。ただ、熱が引いた後の、妙に冷たくて静かな身体を、彼女の温もりだけが繋ぎ止めてくれていた。窓の外では、夜の静寂が、すべてを覆い隠すように、深く、深く沈んでいた。
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