熱い塊が、私の口内を容赦なく満たしていく。舌先でその硬い芯をなぞり、亀頭の筋を丁寧に辿るたび、喉の奥が震えるような感覚に襲われる。ガソリンスタンドの隅、街灯の光も届かない車の死角。エンジンを切った車内の密室は、ガソリンの匂いと、彼が放つ若々しい汗の匂いが混ざり合い、逃げ場のない熱気に包まれていた。
じゅぽ、じゅぽ、と卑猥な音が静かな車内に響く。彼の逞しい腿が私の頬に触れ、その熱が肌を通して伝わってくる。私は、彼が差し出したその熱情を、ただひたすらに口の中で受け止めることしかできない。
「……あ、すごい……っ」
彼が小さく漏らした声が、私の耳元で熱く響く。僕は、と彼は震える声で言った。私は、彼が求めているものをすべて、この口を使って与えたいと願っていた。
夫との生活は、まるで色を失ったモノクロームの映画のようだ。会話はなく、食事の音だけが響き、寝室はただの寝るための場所でしかない。私の存在は、家という箱の中にある、整えられた家具の一部に過ぎない。そんな乾いた日常の中で、このガソリンスタンドの暗がりで見つけた彼の存在は、私の枯れ果てた心に注ぎ込まれる、あまりにも強烈で、あまりにも暴力的な生命力だった。
ちゅぱ、ちゅぱ、と音を立てて、私は彼のそれを深く、深く咥え込む。喉の奥まで突き刺さるような感覚に、涙がこぼれそうになるけれど、それを止めることはできない。むしろ、その苦しささえも、私が生きていることを実感させてくれる。
ペロペロと、先端の敏感な部分を執拗に舐め上げると、彼は僕の髪を強く掴み、腰を突き上げてきた。彼の呼吸が荒くなり、指先に力がこもる。
「……もう、我慢、できない……っ」
彼の言葉と同時に、私の口内には、抗いようのない衝動が押し寄せようとしていた。私は逃げ出さないよう、むしろもっと深く、彼のすべてを飲み込もうとするかのように、顎を外さんばかりの勢いで口を広げた。
どぴゅ、どぴゅどぴゅ、と、熱い衝撃が喉の奥を直撃する。
一度、二度、三度。彼の命の奔流が、私の口腔内に叩きつけられる。それは、あまりにも濃密で、重く、生命の塊そのものだった。喉の奥を突き上げるその衝撃に、私は意識が遠のくような感覚を覚える。
どくどく、と脈打つたびに、熱い液体が私の口の隅から溢れそうになる。けれど、私はそれを許さない。一滴たりとも、この暗がりに零してはならない。私は必死に、溢れ出す熱を飲み込み、喉を鳴らして受け止める。
ごっくん、ごっくん、と。
喉を通り抜けていく、重厚な感触。それは、彼が私に与えてくれた、唯一無二の証だった。精液の、独特の、生々しい重みが胃の腑へと落ちていく。それは、私の空っぽな心に、無理やり流し込まれた熱い泥のようでもあり、あるいは、私を現実へと繋ぎ止める鎖のようでもあった。
すべてを吸い尽くし、最後の一滴まで、私は彼のものを飲み干した。口の端にわずかに残った透明な痕跡さえも、舌で丁寧に拭い去る。
彼が荒い息をつきながら、私の肩に額を預けている。彼の体温が、私の肌に深く染み込んでくる。
「……すごかった……」
彼が小さく呟いた。私は、彼を見上げることさえできず、ただ、熱を帯びた自分の口内と、胃の奥に残る重たい感覚に、ただただ没入していた。
ガソリンスタンドの遠くで、車の走行音が聞こえる。日常はすぐそばにある。明日になれば、私はまた、色彩のない家に戻り、無機質な妻としての役割を演じるのだろう。けれど、今、この瞬間、私の喉に残っているこの重みだけは、誰にも奪えない、私だけの真実だ。
私は、彼の熱が引いていくのを待ちながら、暗闇の中で、ただ静かに、次に彼を求める自分の渇きを噛み締めていた。
じゅぽ、じゅぽ、と卑猥な音が静かな車内に響く。彼の逞しい腿が私の頬に触れ、その熱が肌を通して伝わってくる。私は、彼が差し出したその熱情を、ただひたすらに口の中で受け止めることしかできない。
「……あ、すごい……っ」
彼が小さく漏らした声が、私の耳元で熱く響く。僕は、と彼は震える声で言った。私は、彼が求めているものをすべて、この口を使って与えたいと願っていた。
夫との生活は、まるで色を失ったモノクロームの映画のようだ。会話はなく、食事の音だけが響き、寝室はただの寝るための場所でしかない。私の存在は、家という箱の中にある、整えられた家具の一部に過ぎない。そんな乾いた日常の中で、このガソリンスタンドの暗がりで見つけた彼の存在は、私の枯れ果てた心に注ぎ込まれる、あまりにも強烈で、あまりにも暴力的な生命力だった。
ちゅぱ、ちゅぱ、と音を立てて、私は彼のそれを深く、深く咥え込む。喉の奥まで突き刺さるような感覚に、涙がこぼれそうになるけれど、それを止めることはできない。むしろ、その苦しささえも、私が生きていることを実感させてくれる。
ペロペロと、先端の敏感な部分を執拗に舐め上げると、彼は僕の髪を強く掴み、腰を突き上げてきた。彼の呼吸が荒くなり、指先に力がこもる。
「……もう、我慢、できない……っ」
彼の言葉と同時に、私の口内には、抗いようのない衝動が押し寄せようとしていた。私は逃げ出さないよう、むしろもっと深く、彼のすべてを飲み込もうとするかのように、顎を外さんばかりの勢いで口を広げた。
どぴゅ、どぴゅどぴゅ、と、熱い衝撃が喉の奥を直撃する。
一度、二度、三度。彼の命の奔流が、私の口腔内に叩きつけられる。それは、あまりにも濃密で、重く、生命の塊そのものだった。喉の奥を突き上げるその衝撃に、私は意識が遠のくような感覚を覚える。
どくどく、と脈打つたびに、熱い液体が私の口の隅から溢れそうになる。けれど、私はそれを許さない。一滴たりとも、この暗がりに零してはならない。私は必死に、溢れ出す熱を飲み込み、喉を鳴らして受け止める。
ごっくん、ごっくん、と。
喉を通り抜けていく、重厚な感触。それは、彼が私に与えてくれた、唯一無二の証だった。精液の、独特の、生々しい重みが胃の腑へと落ちていく。それは、私の空っぽな心に、無理やり流し込まれた熱い泥のようでもあり、あるいは、私を現実へと繋ぎ止める鎖のようでもあった。
すべてを吸い尽くし、最後の一滴まで、私は彼のものを飲み干した。口の端にわずかに残った透明な痕跡さえも、舌で丁寧に拭い去る。
彼が荒い息をつきながら、私の肩に額を預けている。彼の体温が、私の肌に深く染み込んでくる。
「……すごかった……」
彼が小さく呟いた。私は、彼を見上げることさえできず、ただ、熱を帯びた自分の口内と、胃の奥に残る重たい感覚に、ただただ没入していた。
ガソリンスタンドの遠くで、車の走行音が聞こえる。日常はすぐそばにある。明日になれば、私はまた、色彩のない家に戻り、無機質な妻としての役割を演じるのだろう。けれど、今、この瞬間、私の喉に残っているこの重みだけは、誰にも奪えない、私だけの真実だ。
私は、彼の熱が引いていくのを待ちながら、暗闇の中で、ただ静かに、次に彼を求める自分の渇きを噛み締めていた。
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