王様ゲーム

親友の部屋での宅飲み、棒が指した相手に抗えない命令を下す夜


部屋の空気は、微かにアルコールの匂いと、深夜特有の重苦しい静寂が混じり合っていた。
低く設定された照明が、テーブルの上に置かれた空のビール缶や、食べかけのスナック菓子の袋をぼんやりと照らしている。
親友の健太の部屋は、いつも通りの、どこか落ち着く空間だった。けれど、今夜のその空気は、いつもとは決定的に違っていた。
僕と健太、そして幼馴染の美咲。僕たち三人は、ただの友人として、とりとめもない話をして笑い合っていたはずだった。
しかし、その「当たり前」の境界線は、一本の棒によって、あまりにもあっけなく、そして暴力的に踏み越えられた。

「……じゃあ、次は王様ゲーム、行こうぜ」

健太がニヤリと笑いながら、手近にあった割り箸を一本、テーブルの中央に置いた。
その場の空気が、一瞬で熱を帯びる。冗談半分、でもどこか本気な、あの独特の緊張感。
僕たちは、お互いの顔を見合わせながら、手探りで棒を引いていった。
ゲームが始まって数回、誰かが笑い、誰かが少し顔を赤らめる。そんな、まだ「遊び」の範囲内に収まっていた。
しかし、運命の棒が、僕の手元に転がり込んできたとき、すべてが変わった。

僕は「王様」になった。

手の中に収まった棒の感触が、妙に重く、熱を帯びているように感じられる。
視線を上げると、美咲が少し緊張した面持ちで、僕の反応を伺うように見つめていた。
彼女の瞳は、暗い部屋の中で、潤んだように光っている。
僕は、自分でも驚くほど冷静に、そして、心の奥底に潜んでいた支配欲に従って、言葉を紡いだ。

「命令だ。……美咲、僕のモノを口で奉仕して。最後の一滴まで、こぼさずに飲み干して」

部屋が、凍りついたように静まり返った。
健太も、言葉を失ったように僕を見つめている。
美咲の肩が、小さく震えた。彼女の頬は、照明のせいだけではない、深い朱に染まっている。
拒否権はない。王様の命令は、このゲームにおいて絶対だ。
彼女は、逃げ出すことも、笑い飛ばすこともできなかった。ただ、僕の視線に射抜かれたまま、ゆっくりと、抗えない運命を受け入れるように、膝をついた。

彼女が僕の股の間に跪いたとき、部屋の温度が数度上がったような錯覚に陥った。
彼女の細い指先が、僕のズボンの隙間から、熱を帯びた僕の象徴へと触れる。
その指の温もりが、脳の芯まで響き渡る。
彼女の唇が、ゆっくりと、慎重に、僕の先端を包み込んだ。

「……っ」

熱い。
口内の粘膜が、僕の硬さを優しく、それでいて力強く包み込む。
じゅぽ、という湿った音が、静寂を切り裂いて響いた。
彼女の舌が、先端の敏感な部分を、丁寧に、執拗に這い回る。
チロチロと、ペロペロと、まるで壊れ物を扱うかのような、それでいて飢えたような動き。
彼女の喉の奥が、僕の動きに合わせて上下する。
じゅぽじゅぽ、ちゅぱちゅぱ、という、粘膜と粘膜が擦れ合う、淫らな音が部屋を満たしていく。
僕は、椅子の背もたれに深く体を預け、目をつむった。
視覚を遮断することで、口内の熱、舌の動き、喉の締め付け、それらすべての感覚が、異常なほどに鋭敏になっていく。

彼女の奉仕は、次第に激しさを増していった。
吸い上げる力が強まり、僕のモノを奥深くまで引き込む。
喉の奥に、僕の熱い塊が突き刺さる感覚。
彼女は、苦しそうに、けれど決して止めようとはせず、必死に僕を迎え入れ続けていた。
じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ、と、規則的で、それでいて暴力的なまでの吸い込み。
唾液が混じり合い、溢れ出そうになるのを、彼女は必死に口内で受け止めている。
その様子は、まるで、僕という存在を、彼女の身体のすべてを使って飲み込もうとしているかのようだった。

脳の奥で、何かが弾ける音がした。
快楽の波が、津波のように押し寄せてくる。
僕は、彼女の髪を指で強く掴み、逃げ場を奪うように、さらに深く、彼女の口内へと押し込んだ。
「あ、あ……っ」
彼女の鼻にかかった、小さな、けれど熱い吐息が、僕の肌を撫でる。
限界は、すぐそこまで来ていた。
全身の血が、一箇所に集まり、脈打っている。
ドクドクと、血管の鼓動が、僕のモノを通じて彼女の口内に伝わっているはずだ。

「……出る、……美咲、出すぞ」

僕の掠れた声に、彼女は力強く、僕のモノをさらに深く、喉の奥へと咥え込んだ。
その瞬間、制御不能な衝動が、僕の身体を突き抜けた。

どぴゅっ、どぴゅどぴゅ、と、熱い液体が、彼女の喉の奥へと叩きつけられる。
ドクドクと、生命の奔流が、彼女の口内を満たしていく。
彼女は、その衝撃をすべて受け止めるように、必死に、けれど恍惚とした表情で、僕を吸い上げ続けた。
どぴゅ、どぴゅるる、と、射精の余韻が続く中、僕の意識は真っ白に染まり、ただ、彼女の口内の熱さと、喉の締め付けだけが、世界のすべてとなった。

射精が終わっても、彼女は手を緩めなかった。
むしろ、さらに強く、残ったものをすべて吸い出そうとするかのように、じゅぽじゅぽと、激しく、執拗に動き続けた。
僕は、彼女の頭を軽く押し込み、最後の一滴まで、彼女の喉へと送り込むように促した。
彼女の喉が、ごくり、と大きく動く。
精液が、彼女の喉を通り、胃へと落ちていく感覚が、僕には伝わってくるようだった。

彼女は、口の端から一滴もこぼさぬよう、丁寧に、最後まで飲み干した。
しばらくの間、彼女は僕の股の間に跪いたまま、荒い呼吸を繰り返していた。
その瞳は、先ほどまでの羞恥心とはまた違う、深い充足感と、どこか虚ろな光を湛えている。
彼女は、潤んだ瞳で僕を見上げ、掠れた声で、僕にこう告げた。

「……すごく、重たい……塩気が、強くて……」

彼女の言葉が、僕の耳に、熱を持って響いた。
僕は、彼女の顔に触れることもできず、ただ、自分が放ったものの残香と、彼女が飲み込んだという事実だけを、噛み締めていた。
部屋の空気は、相変わらず重く、静かだった。
けれど、僕たちの間にある関係性は、もう二度と、以前のような「ただの友人」には戻れ…

… 続きがあります

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