泥酔・酔っ払い

居酒屋で泥酔したOLが、周囲の目も気にせず誘惑し始める


金曜日の夜、駅前の喧騒に紛れるようにして入ったその居酒屋は、仕事終わりのサラリーマンたちの熱気と、焼き鳥の煙、そして安っぽい酒の匂いで満ちていた。隣に座る里美さんは、普段の仕事場で見せる隙のない、凛とした美しさが嘘のように、赤らんだ頬を緩ませていた。

「ねえ、もう一杯だけ……いいかな?」

潤んだ瞳で僕を見上げてくる彼女の視線は、どこか焦点が定まっていない。普段の彼女なら、飲み過ぎる前に自分でブレーキをかけるはずだった。しかし今夜の彼女は、まるで理性のタガが外れてしまったかのように、グラスを煽る速度がどんどん上がっていく。彼女のグラスの中身は、琥珀色のハイボールから、次第に透明な度数の高いものへと変わっていった。

酒が進むにつれ、彼女の仕草は大胆さを増していった。隣り合う客たちの笑い声や、店員が注文を取る声が響く中で、彼女の膝が僕の太ももに、不自然なほど強く、そして熱く押し当てられる。

「……なんか、すごく、熱いね」

彼女の指先が、テーブルの下で僕のズボンの裾を弄り始める。周囲の客は、隣のテーブルで盛り上がるグループや、テレビのニュースに夢中だ。この密室に近い、けれど完全にプライベートではない空間での背徳感が、僕の心拍数を跳ね上げる。彼女の瞳は、酔いによって濁りながらも、獲物を定めるような、どこか野性的な光を宿していた。

彼女はふらつく足取りで、店内の隅にある、少しだけ仕切りの高いボックス席へと僕を誘った。周囲の視線が気になる。けれど、彼女の瞳にはもう、羞恥心なんて欠片も残っていないようだった。

「ねえ……ここ、誰も見てないよ……?」

そう囁きながら、彼女は僕のベルトに手をかけた。震える指先が、金属のバックルを外していく。カチャリ、という小さな音が、僕の耳には爆音のように響いた。彼女は膝をつくようにして、僕の股間に顔を近づけていく。

「あ……っ……」

彼女の吐息が、ズボンの隙間から入り込む熱をさらに煽る。彼女は迷うことなく、僕の熱りを取り出した。居酒屋の、あの騒がしい日常の風景の中に、突如として現れた異質なエロティシズム。彼女の唇が、僕の先端に触れた瞬間、全身に電流が走った。

「ちゅぱ、ちゅぱ……っ」

彼女の口内は、お酒の香りと、彼女自身の熱い体温で満たされていた。舌が、僕の敏感な部分を丁寧に、それでいて貪欲に舐め上げていく。じゅぽ、じゅぽ、という湿った音が、周囲の雑音に混じって、僕の脳内に直接響いてくる。彼女は、まるで宝物を扱うように、あるいは飢えた獣のように、僕の肉を口に含み、吸い上げていく。

「じゅぽじゅぽ……ちゅぱ、ちゅぱちゅぱ……っ」

彼女の喉の奥まで僕が沈み込むたび、彼女の瞳がわずかに細められ、恍惚とした表情が浮かぶ。周囲には、まだ他の客がいる。誰かに見られるかもしれないという恐怖が、逆に僕の感覚を極限まで研ぎ澄ませていた。彼女の舌の動き、口腔内の圧力、そして彼女が時折見せる、乱れた呼吸。そのすべてが、僕の理性を削り取っていく。

彼女の吸い上げる力は、酔いのせいか、いつも以上に強烈だった。まるで、僕のすべてを吸い尽くそうとしているかのようだ。ペロペロと先端を這い回り、そのまま一気に口の奥へと滑り込ませる。そのたびに、彼女の喉が大きく動き、僕の熱を迎え入れているのが分かった。

「はぁ、はぁ……っ、ん、んんっ……」

彼女の鼻から漏れる熱い吐息が、僕の肌を撫でる。彼女の髪が、僕の膝に触れ、その柔らかさが心地よい。彼女の瞳は、今や完全に快楽に沈み込み、僕を見つめることさえ忘れているかのように、ただひたすらに僕の肉を貪っていた。

限界は、唐突に訪れた。

「あ……っ、いく……っ!」

僕の意識が白濁する中、彼女の口内へと、熱い奔流が解き放たれた。

「どぴゅ、どぴゅどぴゅ……っ!」

彼女の喉の奥を、僕の精液が激しく叩く。彼女はそれを逃がすまいとするかのように、さらに強く、深く、僕を吸い込んだ。口内を、熱い液体が満たしていく感覚。彼女の頬が、精液の勢いでわずかに膨らんでいるのが見える。

「どくどく……びゅるるっ……」

最後の一滴まで、彼女は懸命に吸い尽くそうとしていた。喉の奥で、精液が激しく放出される音が聞こえる。彼女は、口の中に溢れそうになる白濁した液体を、必死に、それでいて優雅に飲み込んでいった。

「ごっくん……っ」

喉が大きく上下し、彼女がすべてを飲み込んだ。彼女の口の端から、わずかに零れ落ちそうになったものを、彼女は慌てて指で拭い、そのままペロリと舐めとった。

しばらくの間、僕たちは、その濃厚な余韻の中に沈んでいた。彼女の瞳は、少しだけ落ち着きを取り戻していたが、その奥にはまだ、酔いと快楽の残滓が揺らめいている。

彼女は僕の顔をじっと見上げ、少しだけ潤んだ声で、掠れた笑みを浮かべて言った。

「……すごく、濃い味がする……。熱くて、重い感じ……」

その言葉を聞いた瞬間、僕は、彼女が今、この場所で、どれほど大胆で、どれほど美しい獣に変わったのかを、痛いほどに理解した。彼女は、僕の精液を、まるで極上のご馳走でも味わったかのように、その瞳に深い満足感を湛えていた。

周囲の喧騒は、相変わらず変わらずに続いている。けれど、僕たちの間には、もう二度と戻ることのできない、濃密で、熱く、そして少しだけ狂った時間が流れていた。彼女は、乱れた服を整えながら、また少しだけ赤くなった顔で、僕に微笑みかけた。
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