合コン・飲み会

同僚との飲み会、オフィスビル近くのホテルでバレる寸前の密事


 ビルの窓から漏れる街灯の光が、ホテルの薄暗い室内で不規則に揺れている。つい数十分前まで、僕たちは同じテーブルを囲み、仕事の進捗やプロジェクトの愚痴を笑い飛ばしていた。隣に座っていた彼女――普段は完璧な事務処理能力で周囲から信頼されている、あの凛とした彼女が、今は僕の目の前で、乱れた呼吸を繰り返しながら膝をついている。

 この場所は、会社のすぐ裏手にあるビジネスホテルだ。もし、今この瞬間、誰かに見られてしまったら。明日、オフィスでどんな顔をして向き合えばいいのか。そんな背徳的な思考が、脳裏をかすめては消える。しかし、その恐怖が、かえって僕の感覚を研ぎ澄ませ、下腹部に溜まった熱をさらに激しく突き動かしていく。

 彼女の指先が、僕のズボンをゆっくりと、だが確かな意志を持って下ろしていく。解放された僕の熱を帯びた塊が、夜の静寂の中で存在を主張し始める。彼女は一瞬だけ僕の目を見上げた。その瞳には、昼間の理性的な彼女の面影はない。ただ、欲望と、これから始まる行為への期待に、濁った熱が宿っている。

 彼女の唇が、ゆっくりと僕の先端に触れた。

 「……っ」

 熱い。唇の柔らかさと、その奥にある舌の動きが、ダイレクトに神経を逆撫でする。彼女は、僕のモノを慈しむように、まずは先端をチロチロと舐め上げ始めた。舌の動きが繊細で、亀頭の筋に沿って這い回るたびに、背筋に電流が走る。

 やがて、彼女は大きく口を開け、僕のすべてを飲み込むようにして、深く、深く咥え込んだ。

 じゅぽ、じゅぽ、と。

 静かな部屋に、湿った、卑猥な音が響き渡る。彼女の口内は、驚くほど温かく、そして狭い。吸い上げられる圧力が、僕の理性を少しずつ削り取っていく。彼女は喉の奥まで僕を迎え入れ、喉を鳴らしながら、執拗に、かつ力強く吸い上げる。

 ちゅぱちゅぱ、と、激しく音を立てて、彼女の唇が僕の根元を締め上げる。その度に、脳が白く染まっていくような感覚に陥る。周囲の音は遠のき、聞こえるのは自分の荒い呼吸と、彼女の口の中で鳴り響く、粘り気のある水音だけだ。まさに感覚の遮断。この部屋に存在するのは、僕の熱と、彼女の口の温もり、そしてこの狂おしいほどの快楽だけだ。

 彼女のテクニックは、まさにプロフェッショナルと呼ぶに相応しい。舌を使い、裏筋を執拗に刺激しながら、時には喉の奥を突くようにして、僕を絶頂へと追い込んでいく。彼女の瞳は、僕の反応を確かめるように、時折、潤んだ光を湛えて見上げてくる。その視線が、さらなる興奮を煽る。

 「あ、……っ、そこ……」

 声にならない呻きが漏れる。彼女は、僕がどこを突かれると、どのような動きをすれば、僕の体が震えるのかを、まるで理解しているかのようだ。じゅぽ、じゅぽ、と、吸い上げるリズムが速まり、彼女の頬が、吸い上げられる圧力でわずかに凹む。

 逃げ場のない快楽が、僕の全身を駆け巡る。全身の筋肉が硬直しかけ、意識が遠のいていく。限界が近い。視界がチカチカと火花を散らし、下腹部の熱が、爆発寸前の圧力となってせり上がってくる。

 「……出る、……っ!」

 僕の言葉が終わるより早く、体内のすべてが、一気に解放された。

 どぴゅ、どぴゅ、どくどく、と。

 熱い塊が、彼女の喉の奥へと、激しく、何度も叩きつけられる。彼女はそれを拒むことなく、むしろ、もっと深く、もっと多くを求めるように、さらに強く、喉を鳴らして吸い上げた。口内から溢れ出そうになる白濁した液体を、彼女は必死に、喉の動きだけで受け止めていく。

 ドピュッ、びゅるる、と、最後の一滴が放たれるまで、彼女は僕を離さなかった。

 射精の衝撃が収まり、僕は荒い呼吸を繰り返しながら、虚脱感の中に沈み込んでいく。彼女は、口元にわずかに残った白濁したものを、指で丁寧に拭い取り、それから、僕のモノを最後の一滴まで、じっくりと舐め上げた。

 彼女は、口の中に残ったものを、一滴もこぼさぬように、喉を大きく動かして、ごっくんと飲み込んだ。

 静寂が戻った部屋で、彼女は口元を拭い、少しだけ火照った顔で僕を見つめた。彼女は、少しだけ息を切らしながら、僕の耳元で囁いた。

 「……熱くて、少し塩気が混じった、重たい感じ……だったよ」

 彼女が伝えてくれたその言葉が、僕の耳の奥に、生々しく残る。

 窓の外では、まだ街の灯りが続いている。明日になれば、僕たちはまた、何事もなかったかのように、同じオフィスで、同じ顔をして仕事をする。しかし、僕たちの間には、この密事の熱が、消えない刻印のように刻まれている。その事実が、さらなる背徳的な興奮を、僕の胸の奥で静かに燃やし続けているのだ。
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