玄関の鍵が開く音が、静かな夜の空気を乱した。ドアが開くと同時に、アルコールの混じった熱い吐息と、どこか浮ついた香水の匂いが部屋に流れ込んでくる。彼女は、重い足取りでリビングを通り抜け、ふらつきながらも僕のいる寝室へと辿り着いた。
独身である彼女が、今夜はひどく飲み過ぎたようだ。頬は赤く火照り、瞳は焦点が合わないまま、潤んだ光を湛えている。意識は朦朧としていて、自分がどこにいるのか、目の前に誰がいるのかさえ、半分は忘れているのかもしれない。けれど、その瞳の奥に宿る、抑えきれない本能の火だけは、確かに僕を捉えて離さなかった。
「……ん、……ぁ……」
ベッドに倒れ込むようにして横たわった彼女は、乱れた髪を枕に散らし、荒い呼吸を繰り返している。その姿は、あまりにも無防備で、壊れそうなほどに危うい。僕は彼女の熱を帯びた肌に触れ、その震えを感じ取る。彼女は僕の体温を求めるように、力なく、けれど執拗に僕の身体へと絡みついてきた。
酔いによって感覚が研ぎ澄まされているのか、あるいは鈍っているのか。彼女の動きは、どこか夢遊病者のように非現実的で、それでいて、抗いがたいほどに直接的な欲求に満ちていた。彼女の手が、僕のズボンの下にある熱を求めて彷徨い、指先が触れるたびに、彼女は小さく、掠れた声を漏らす。
やがて、彼女は本能のままに僕の身体を求めた。ベッドの上で膝をつき、視線は虚空を彷徨いながらも、その手は正確に僕の欲望を掴み取っていた。彼女の口元が近づいてくる。アルコールの香りと、彼女自身の体温が混ざり合った熱い吐息が、僕の肌を撫でる。
「……じゅぽ……ちゅぱ……」
不器用で、けれど貪欲な動き。意識が混濁しているせいか、彼女のフェラチオは、テクニックというよりも、ただひたすらに「吸い尽くしたい」という原始的な衝動に支配されていた。ペロペロと先端を舐め上げ、ちゅぱちゅぱと音を立てて、僕の熱を口内に迎え入れる。その動きは、どこか幼いおしゃぶりのようでもあり、同時に、飢えた獣のようでもあった。
彼女の舌が、じゅぽじゅぽと音を立てて僕を包み込むたびに、脳の奥が痺れるような快楽が突き抜ける。彼女の瞳は半分閉じられ、時折、快感に耐えかねるように白目を剥きかける。その、コントロールの効かない乱れた喘ぎと、口内での粘膜の擦れる音が、静かな寝室に響き渡る。
「ん、んぅ……っ、……じゅぷ……」
彼女は僕の動きに合わせて、頭を激しく前後に揺らした。意識の混濁が、彼女の動きをさらに大胆に、そして無秩序にする。時折、チロチロと舌を這わせる動きが、不意に激しい吸引へと変わる。その落差が、僕の理性をじりじりと削り取っていく。
限界は、唐突に訪れた。
「……あ、……ぁ……っ!」
彼女の喉の奥が、大きく波打った。
「どぴゅどぴゅ、どくどく……!」
熱い衝撃が、彼女の口内へと叩き込まれる。口内発射の瞬間、彼女の身体は弓なりに反り返り、指先がシーツを強く掴んだ。ドピュッ、びゅるる、と、僕の精液が彼女の口の隅々までを埋め尽くしていく。
彼女は、その激しい放出の最中も、決して口を離そうとはしなかった。むしろ、溢れ出そうとするものを必死に食い止めるように、頬を膨らませ、喉を鳴らして受け止めている。
射精が終わった後も、彼女はすぐには離れなかった。口内に残った熱い塊を、一滴も逃さないように、じっくりと、丁寧に、舌を使って絡め取っていく。
「……ごっくん……」
喉が大きく動き、彼女は僕の精液をすべて飲み干した。飲み込む音が、静寂の中で妙に大きく響く。彼女は口の端にわずかに残った白濁した液体を、指で拭い、それさえも舐めとるようにして、僕を見上げた。
その瞳は、まだ少しだけ虚ろで、けれど、どこか達成感に満ちた、陶酔しきった光を宿していた。彼女は僕の顔を見つめ、掠れた声で、吐息のような言葉を漏らした。
「……すごく、……熱くて……重い……」
彼女が伝えてくれたその言葉は、僕の耳に、どんな甘美な言葉よりも重く、鮮烈に響いた。
彼女はそのまま、満足したように、僕の腕の中で深い眠りへと落ちていった。アルコールの匂いと、精液の匂い、そして彼女の体温が混ざり合った、混沌とした夜の残滓だけが、そこには漂っていた。
独身である彼女が、今夜はひどく飲み過ぎたようだ。頬は赤く火照り、瞳は焦点が合わないまま、潤んだ光を湛えている。意識は朦朧としていて、自分がどこにいるのか、目の前に誰がいるのかさえ、半分は忘れているのかもしれない。けれど、その瞳の奥に宿る、抑えきれない本能の火だけは、確かに僕を捉えて離さなかった。
「……ん、……ぁ……」
ベッドに倒れ込むようにして横たわった彼女は、乱れた髪を枕に散らし、荒い呼吸を繰り返している。その姿は、あまりにも無防備で、壊れそうなほどに危うい。僕は彼女の熱を帯びた肌に触れ、その震えを感じ取る。彼女は僕の体温を求めるように、力なく、けれど執拗に僕の身体へと絡みついてきた。
酔いによって感覚が研ぎ澄まされているのか、あるいは鈍っているのか。彼女の動きは、どこか夢遊病者のように非現実的で、それでいて、抗いがたいほどに直接的な欲求に満ちていた。彼女の手が、僕のズボンの下にある熱を求めて彷徨い、指先が触れるたびに、彼女は小さく、掠れた声を漏らす。
やがて、彼女は本能のままに僕の身体を求めた。ベッドの上で膝をつき、視線は虚空を彷徨いながらも、その手は正確に僕の欲望を掴み取っていた。彼女の口元が近づいてくる。アルコールの香りと、彼女自身の体温が混ざり合った熱い吐息が、僕の肌を撫でる。
「……じゅぽ……ちゅぱ……」
不器用で、けれど貪欲な動き。意識が混濁しているせいか、彼女のフェラチオは、テクニックというよりも、ただひたすらに「吸い尽くしたい」という原始的な衝動に支配されていた。ペロペロと先端を舐め上げ、ちゅぱちゅぱと音を立てて、僕の熱を口内に迎え入れる。その動きは、どこか幼いおしゃぶりのようでもあり、同時に、飢えた獣のようでもあった。
彼女の舌が、じゅぽじゅぽと音を立てて僕を包み込むたびに、脳の奥が痺れるような快楽が突き抜ける。彼女の瞳は半分閉じられ、時折、快感に耐えかねるように白目を剥きかける。その、コントロールの効かない乱れた喘ぎと、口内での粘膜の擦れる音が、静かな寝室に響き渡る。
「ん、んぅ……っ、……じゅぷ……」
彼女は僕の動きに合わせて、頭を激しく前後に揺らした。意識の混濁が、彼女の動きをさらに大胆に、そして無秩序にする。時折、チロチロと舌を這わせる動きが、不意に激しい吸引へと変わる。その落差が、僕の理性をじりじりと削り取っていく。
限界は、唐突に訪れた。
「……あ、……ぁ……っ!」
彼女の喉の奥が、大きく波打った。
「どぴゅどぴゅ、どくどく……!」
熱い衝撃が、彼女の口内へと叩き込まれる。口内発射の瞬間、彼女の身体は弓なりに反り返り、指先がシーツを強く掴んだ。ドピュッ、びゅるる、と、僕の精液が彼女の口の隅々までを埋め尽くしていく。
彼女は、その激しい放出の最中も、決して口を離そうとはしなかった。むしろ、溢れ出そうとするものを必死に食い止めるように、頬を膨らませ、喉を鳴らして受け止めている。
射精が終わった後も、彼女はすぐには離れなかった。口内に残った熱い塊を、一滴も逃さないように、じっくりと、丁寧に、舌を使って絡め取っていく。
「……ごっくん……」
喉が大きく動き、彼女は僕の精液をすべて飲み干した。飲み込む音が、静寂の中で妙に大きく響く。彼女は口の端にわずかに残った白濁した液体を、指で拭い、それさえも舐めとるようにして、僕を見上げた。
その瞳は、まだ少しだけ虚ろで、けれど、どこか達成感に満ちた、陶酔しきった光を宿していた。彼女は僕の顔を見つめ、掠れた声で、吐息のような言葉を漏らした。
「……すごく、……熱くて……重い……」
彼女が伝えてくれたその言葉は、僕の耳に、どんな甘美な言葉よりも重く、鮮烈に響いた。
彼女はそのまま、満足したように、僕の腕の中で深い眠りへと落ちていった。アルコールの匂いと、精液の匂い、そして彼女の体温が混ざり合った、混沌とした夜の残滓だけが、そこには漂っていた。
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