年上

マンションの廊下ですれ違った、美魔女な隣人のお姉さんに誘われて


玄関の鍵が閉まる音さえ、僕の耳には遠い出来事のように感じられた。彼女の指先が僕の腰を強く引き寄せ、そのまま床に膝をついたとき、僕の意識はすでに現実を離れ始めていた。薄暗い玄関先に、彼女の洗練された香水の香りと、それとは対照的な、どこか獣じみた熱い吐息が混ざり合う。

彼女の唇が、僕の熱を帯びた部分に触れた瞬間、全身に電流が走った。熟練した大人の女性にしか出せない、迷いのない、それでいて慈しむような口づけ。柔らかい粘膜が、僕の最も敏感な部分を包み込んでいく。じゅるり、と湿った音が静かな部屋に響き、彼女の舌が先端を執拗に這い回る。

「ん……っ、ふ……」

彼女の喉の奥から漏れる微かな声が、僕の理性を削り取っていく。彼女は僕の視線を逃さないように、上目遣いで僕を見つめながら、その艶やかな唇を動かし続けた。ちゅぱ、ちゅぱ、と、吸い付くような音。口腔内の熱が、僕の感覚を一点へと集中させていく。彼女の舌は、まるで僕の形を確かめるように、複雑な曲線を描きながら亀頭の裏側をなぞり、窄まりを丁寧に弄ぶ。

じゅぽ、じゅるり、と、粘膜が擦れ合う官能的な音が、僕の脳髄を直接揺さぶる。彼女の口内は驚くほど温かく、そして滑らかだった。唾液が潤滑剤となり、彼女の舌と唇が、僕の硬さをさらに際立たせていく。彼女は時折、喉の奥まで深く、僕を飲み込むようにして、喉の筋肉を使って締め付けてきた。その圧迫感に、僕は思わず彼女の髪に指を絡め、腰を浮かせそうになるのを必死にこらえた。

視界が白く霞んでいく。彼女の指が僕の腿を強く掴み、その力が強まるほど、僕の快楽は極限へと押し上げられていく。彼女の口内で行われる、計算された、それでいて本能的な奉仕。ペロペロと先端を舐め上げ、次に吸い上げる。そのリズムが加速するにつれ、僕の心臓の鼓動は、彼女の口の中で響いているかのように激しくなった。

「あ、……っ、もう、……」

言葉にならない声が漏れる。彼女は僕の焦燥を感じ取ったのか、さらに深く、より激しく、口腔の圧力を高めてきた。じゅぷ、じゅるる、と、空気が混ざり合う音が、より濃密なものへと変わっていく。彼女の瞳には、僕を完全に支配しているという、大人の余裕と悦びが宿っていた。その眼差しに見つめられながら、僕はただ、彼女の与えてくれる圧倒的な感覚の奔流に身を任せるしかなかった。

限界は、唐突に、そして暴力的なまでの衝動と共に訪れた。

僕の身体が弓なりに反り、全身の力が抜けていくような感覚。熱い塊が、彼女の喉の奥へと突き立てられる。どぴゅ、どぴゅ、と、抑えきれない衝動が、彼女の口腔内へと解き放たれた。

彼女は、その勢いに怯むことなく、むしろそれを受け止めるように、さらに深く、強く、僕を咥え込んだ。喉の奥で、僕の精液が放出される感触がダイレクトに伝わってくる。ドクドクと脈打つたびに、彼女の喉が、そして唇が、それを受け止めるために震えていた。

最後の一滴が、僕の身体から絞り出されるまで、彼女は決して口を離さなかった。溢れ出そうとするそれを、彼女は懸命に、そして優雅に、喉の奥へと導いていく。

「……っ、……」

射精の余韻で、僕はただ荒い呼吸を繰り返すことしかできなかった。彼女はしばらくの間、僕のそれを口に含んだまま、ゆっくりと舌を動かして、残った感覚を丁寧に拭い去るように愛撫を続けた。そして、ようやく口を離すと、その唇には、僕の痕跡が艶やかに光っていた。

彼女は、僕の精液を、一滴も地面にこぼすことなく、すべてを飲み干した。喉を鳴らして、ごっくん、と。その仕草さえも、どこか儀式的で、美しかった。

彼女は、口元を指先でそっと拭い、満足げな、それでいてどこか神秘的な微笑みを浮かべた。そして、少しだけ潤んだ瞳で僕を見つめ、掠れた声でこう言った。

「……とても、重厚な、力強い味がしたわ。……ふふ、驚いた」

彼女が口にしたその言葉が、僕の耳に心地よく響く。彼女の口内に残った僕の残滓が、彼女の体の一部になったかのような、奇妙な一体感。

彼女はゆっくりと立ち上がり、乱れた衣服を整える。その立ち振る舞いには、先ほどまでの激しい行為を感じさせないほどの、洗練された気品が漂っていた。僕は、ただ呆然と、彼女の背中を見送ることしかできなかった。部屋の中に残る、彼女の香水の匂いと、僕の熱い余韻。それだけが、僕が確かにそこにいたことを証明していた。
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