プラグが揺れるたびに内側で押される。その感触が声に混じって出てくる。普通のフェラの音じゃない。後ろにある刺激を含んだ、複合的な音だ。じゅぽという吸引の音と、小さな息の漏れる音が混在していた。その混在が、彼女の状態の複雑さを表していた。複数のことを同時に体験している人間の音というのは、単一の体験をしている時とは違う。その違いが聞こえた。聞こえる音が多い状態というのは、体験が多い状態だ。その音の豊かさが、この作品の特徴だった。私はその音を何度も聞き直した。じゅぽという吸引音の合間に混じる、小さな詰まりの音。それが後ろの刺激を受けている証拠として聞こえてきた。音で状態を読む、ということをこの作品で学んだ。複合的な体験をしている人間の音は、それを知って聞くとはっきり違いがわかる。じゅぽという口の音の中に、後ろへの反応が混じっている。その音の層の重なりが、彼女の状態の複雑さを正直に報告していた。フェラチオの音だけではない。フェラチオをしながら感じている人間の音が、そこにあった。私は自分のフェラチオをしている時の音を思い返した。あの音の中に、もしも後ろへの刺激が混じったとしたら、どんな音になるのか。想像するだけで、体の奥に何かが動いた。
フェラ中の吸引音の変化を、私はずっと聞き続けていた。
フェラ中の吸引音の変化を、私はずっと聞き続けていた。
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