持ち方が好きだった。鷲掴みにするのではなく、親指と人差し指と中指の三本で、根元をゆるやかに包むような持ち方。力んでいない。余裕のある持ち方だ、と思った。竿を大切に扱っているというより、もうよく知っているものを触っている、という感触が伝わってくる持ち方。初めて触るものの持ち方じゃない。どれだけ触れてきたか、その経験が手の形に出ていた。
その持ち方のまま、ゆっくりと上下に動かした。
焦らない。動かしながら、状態を確かめている感じがした。硬さ、温度、反応の出方。手のひらに伝わってくる情報を確認しながら、どう攻めるかを決めている。そのプロセスが透けて見えるような手の動きだった。
口を近づける前に、一度だけ竿の先端をじっと見た。舌先でそっと触れるような予備動作をしてから、唇を当てた。
その唇の当て方に、私は最初に引き込まれた。
先端だけに唇を押し当てて、少しだけ吸う。ちゅっ、という柔らかい音がした。強くない。でも確かな吸引がそこにあった。亀頭の先端、尿道口のあたりを、唇で包んでそっと吸い上げる。その繊細さが最初の一手としてこれほど的確なのか、と私は思った。強い刺激で始めない。少しだけ触れて、相手の体の反応を確かめる。フェラチオが対話である、ということを、この最初の一手が証明していた。
それから舌が動き始めた。
その持ち方のまま、ゆっくりと上下に動かした。
焦らない。動かしながら、状態を確かめている感じがした。硬さ、温度、反応の出方。手のひらに伝わってくる情報を確認しながら、どう攻めるかを決めている。そのプロセスが透けて見えるような手の動きだった。
口を近づける前に、一度だけ竿の先端をじっと見た。舌先でそっと触れるような予備動作をしてから、唇を当てた。
その唇の当て方に、私は最初に引き込まれた。
先端だけに唇を押し当てて、少しだけ吸う。ちゅっ、という柔らかい音がした。強くない。でも確かな吸引がそこにあった。亀頭の先端、尿道口のあたりを、唇で包んでそっと吸い上げる。その繊細さが最初の一手としてこれほど的確なのか、と私は思った。強い刺激で始めない。少しだけ触れて、相手の体の反応を確かめる。フェラチオが対話である、ということを、この最初の一手が証明していた。
それから舌が動き始めた。
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