大学二年生の夏、テニスサークルの合宿で訪れた古い旅館での出来事だ。その夜、私たちは広い和室に布団を並べて寝るという、少し騒がしい、けれどどこか開放的な空気感の中にいた。窓の外からは蝉の声が微かに聞こえ、部屋の中には他のメンバーたちの規則正しい寝息が響いている。
私は、隣に敷かれた布団から、すぐ隣にいる彼――サークルの同期で、密かに気になっていたK君の気配を感じていた。普段は明るくて誰にでも優しい彼だけど、その夜の彼はどこか落ち着かない様子で、時折小さく寝返りを打っていた。
事の始まりは、深夜二時を回った頃だった。
ふと、布団の下で何かが私の太ももに触れた。最初は、誰かが寝返りを打っただけかと思った。けれど、その感触は明らかに意図的なものだった。指先が、私のパジャマの裾から入り込み、ゆっくりと、けれど確実に熱を持って這い上がってくる。
心臓が跳ね上がった。バレる、誰かに見られるかもしれない。そんな恐怖が真っ先に脳裏をよぎる。でも、それ以上に、暗闇の中で彼の手が私の肌をなぞるたびに、下腹部がじわじわと熱くなっていくのが分かった。
「……ねえ」
消え入りそうな、けれど確かな熱を持った声が耳元で囁かれた。K君の声だ。
「……いい、かな」
私は、隣に敷かれた布団から、すぐ隣にいる彼――サークルの同期で、密かに気になっていたK君の気配を感じていた。普段は明るくて誰にでも優しい彼だけど、その夜の彼はどこか落ち着かない様子で、時折小さく寝返りを打っていた。
事の始まりは、深夜二時を回った頃だった。
ふと、布団の下で何かが私の太ももに触れた。最初は、誰かが寝返りを打っただけかと思った。けれど、その感触は明らかに意図的なものだった。指先が、私のパジャマの裾から入り込み、ゆっくりと、けれど確実に熱を持って這い上がってくる。
心臓が跳ね上がった。バレる、誰かに見られるかもしれない。そんな恐怖が真っ先に脳裏をよぎる。でも、それ以上に、暗闇の中で彼の手が私の肌をなぞるたびに、下腹部がじわじわと熱くなっていくのが分かった。
「……ねえ」
消え入りそうな、けれど確かな熱を持った声が耳元で囁かれた。K君の声だ。
「……いい、かな」
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