重低音が心臓の鼓動を直接叩き、極彩色のネオンが網膜を焼き切るような、狂乱のナイトクラブ。その喧騒の最中に、彼女はいた。周囲の欲望が渦巻く濁った空気の中で、彼女だけが、まるで別の次元から舞い降りたかのように、冷ややかで、それでいて圧倒的な気品を纏っていた。透き通るような白い肌、夜の闇よりも深い漆黒の髪、そして、時折、獲物を定めるように鋭く光る深紅の瞳。
僕は、抗いがたい引力に導かれるように、彼女の隣へと滑り込んだ。言葉は必要なかった。視線が交差した瞬間、僕の身体は、自分が捕食される側であることを理解した。しかし、恐怖よりも先に、抗いようのない昂揚が全身を駆け巡った。
彼女に誘われるまま、VIPルームの奥にある、防音完備の漆黒の個室へと足を踏み入れる。重厚な扉が閉まった瞬間、外界の騒音は完全に遮断された。視界は暗闇に沈み、感覚は研ぎ澄まされる。聞こえるのは、僕自身の荒い呼吸と、彼女が纏う、冷たくも妖艶な香りの気配だけだ。
「……お腹が空いているの」
彼女の声は、耳元で囁かれる冷たい風のように、僕の意識を直接揺さぶった。暗闇の中で、彼女の指先が僕の頬をなぞる。その指は氷のように冷たいのに、触れられた場所から火がつくような熱が広がっていく。彼女の瞳が、暗闇の中で獣のように赤く輝いた。吸血鬼としての本能が、性的な衝動と混ざり合い、制御不能な飢えとなって彼女を突き動かしているのが分かった。
彼女は僕の膝の間に跪いた。暗闇の中で、彼女の存在だけが、濃密な質量を持ってそこに在る。彼女の細い指が僕のズボンを解き、露わになった僕の熱を、その冷たい手で包み込んだ。
「あぁ……熱い……」
彼女の吐息が、僕の肌に触れる。次に感じたのは、湿った、そして熱い肉の感触だった。彼女の唇が、僕の先端を優しく、しかし貪欲に包み込む。
じゅぽ、じゅぽ……。
静寂の中に、粘膜が擦れ合う卑猥な音が響き渡る。彼女の舌は、まるで獲物の味を確かめるように、執拗に、そして技巧的に僕を弄ぶ。ちゅぱちゅぱ、と、吸い付くような音が、感覚を麻痺させていく。彼女の口内は、驚くほど熱く、そして狭い。その圧迫感が、僕の理性を粉々に砕いていく。
彼女の吸血鬼としての本能が、僕の精を、その生命の奔流を求めて暴走している。彼女はただ、性的な快楽を求めているのではない。僕という存在のすべてを、その口の中で飲み干そうとしているのだ。
ペロペロ、と舌先で亀頭を転がされ、チロチロと裏筋をなぞられるたびに、背筋に電流が走る。彼女の喉の奥が、僕の動きに合わせて大きく上下する。じゅぽじゅぽ、と、さらに激しく、さらに深く。彼女の頭が激しく上下し、僕の欲望を限界まで引き出していく。
「はぁ、はぁ……っ、あ……」
僕の意識は、もはやどこにもなかった。ただ、彼女の口内という、逃げ場のない快楽の深淵に、ただ沈んでいく。感覚が遮断されたこの暗闇の中で、彼女の口の温もりと、舌の動き、そして吸い上げられる感覚だけが、世界のすべてとなった。
限界は、唐突に訪れた。
「っ、あ、あああああ!」
全身の筋肉が硬直する。脳裏が真っ白に染まり、熱い塊が、抑えきれない圧力となって、彼女の喉の奥へと突き進んだ。
どぴゅ、どぴゅどぴゅっ!
どくどくと、僕の生命が、彼女の口腔へと注ぎ込まれていく。彼女はそれを一滴も逃さぬよう、喉を大きく動かして受け止めていた。
ごっくん、ごっくん……。
激しく射精が続く間も、彼女は決して口を離さない。むしろ、さらに強く、より深く、僕のすべてを吸い尽くそうとするかのように、喉を鳴らして嚥下していく。
やがて、すべてを出し尽くした僕の身体は、脱力感と共に、ただの肉の塊のように崩れ落ちた。暗闇の中で、彼女がゆっくりと顔を上げた。その口元は、僕の精液で濡れ、銀色の糸を引いている。彼女は、恍惚とした、それでいてどこか空虚な表情で、僕を見つめていた。
彼女は、喉を鳴らして最後の一滴まで飲み干すと、満足げに口端を拭った。そして、僕の耳元に唇を寄せ、掠れた声でこう囁いた。
「……とても濃厚で、命の熱を感じる味がしたわ」
彼女が口にしたその言葉が、僕の耳の奥に、いつまでも熱く残り続けた。僕はただ、暗闇の中で、彼女の放つ、抗いがたい死と生の香りに包まれながら、深い、深い忘我の淵へと沈んでいった。
僕は、抗いがたい引力に導かれるように、彼女の隣へと滑り込んだ。言葉は必要なかった。視線が交差した瞬間、僕の身体は、自分が捕食される側であることを理解した。しかし、恐怖よりも先に、抗いようのない昂揚が全身を駆け巡った。
彼女に誘われるまま、VIPルームの奥にある、防音完備の漆黒の個室へと足を踏み入れる。重厚な扉が閉まった瞬間、外界の騒音は完全に遮断された。視界は暗闇に沈み、感覚は研ぎ澄まされる。聞こえるのは、僕自身の荒い呼吸と、彼女が纏う、冷たくも妖艶な香りの気配だけだ。
「……お腹が空いているの」
彼女の声は、耳元で囁かれる冷たい風のように、僕の意識を直接揺さぶった。暗闇の中で、彼女の指先が僕の頬をなぞる。その指は氷のように冷たいのに、触れられた場所から火がつくような熱が広がっていく。彼女の瞳が、暗闇の中で獣のように赤く輝いた。吸血鬼としての本能が、性的な衝動と混ざり合い、制御不能な飢えとなって彼女を突き動かしているのが分かった。
彼女は僕の膝の間に跪いた。暗闇の中で、彼女の存在だけが、濃密な質量を持ってそこに在る。彼女の細い指が僕のズボンを解き、露わになった僕の熱を、その冷たい手で包み込んだ。
「あぁ……熱い……」
彼女の吐息が、僕の肌に触れる。次に感じたのは、湿った、そして熱い肉の感触だった。彼女の唇が、僕の先端を優しく、しかし貪欲に包み込む。
じゅぽ、じゅぽ……。
静寂の中に、粘膜が擦れ合う卑猥な音が響き渡る。彼女の舌は、まるで獲物の味を確かめるように、執拗に、そして技巧的に僕を弄ぶ。ちゅぱちゅぱ、と、吸い付くような音が、感覚を麻痺させていく。彼女の口内は、驚くほど熱く、そして狭い。その圧迫感が、僕の理性を粉々に砕いていく。
彼女の吸血鬼としての本能が、僕の精を、その生命の奔流を求めて暴走している。彼女はただ、性的な快楽を求めているのではない。僕という存在のすべてを、その口の中で飲み干そうとしているのだ。
ペロペロ、と舌先で亀頭を転がされ、チロチロと裏筋をなぞられるたびに、背筋に電流が走る。彼女の喉の奥が、僕の動きに合わせて大きく上下する。じゅぽじゅぽ、と、さらに激しく、さらに深く。彼女の頭が激しく上下し、僕の欲望を限界まで引き出していく。
「はぁ、はぁ……っ、あ……」
僕の意識は、もはやどこにもなかった。ただ、彼女の口内という、逃げ場のない快楽の深淵に、ただ沈んでいく。感覚が遮断されたこの暗闇の中で、彼女の口の温もりと、舌の動き、そして吸い上げられる感覚だけが、世界のすべてとなった。
限界は、唐突に訪れた。
「っ、あ、あああああ!」
全身の筋肉が硬直する。脳裏が真っ白に染まり、熱い塊が、抑えきれない圧力となって、彼女の喉の奥へと突き進んだ。
どぴゅ、どぴゅどぴゅっ!
どくどくと、僕の生命が、彼女の口腔へと注ぎ込まれていく。彼女はそれを一滴も逃さぬよう、喉を大きく動かして受け止めていた。
ごっくん、ごっくん……。
激しく射精が続く間も、彼女は決して口を離さない。むしろ、さらに強く、より深く、僕のすべてを吸い尽くそうとするかのように、喉を鳴らして嚥下していく。
やがて、すべてを出し尽くした僕の身体は、脱力感と共に、ただの肉の塊のように崩れ落ちた。暗闇の中で、彼女がゆっくりと顔を上げた。その口元は、僕の精液で濡れ、銀色の糸を引いている。彼女は、恍惚とした、それでいてどこか空虚な表情で、僕を見つめていた。
彼女は、喉を鳴らして最後の一滴まで飲み干すと、満足げに口端を拭った。そして、僕の耳元に唇を寄せ、掠れた声でこう囁いた。
「……とても濃厚で、命の熱を感じる味がしたわ」
彼女が口にしたその言葉が、僕の耳の奥に、いつまでも熱く残り続けた。僕はただ、暗闇の中で、彼女の放つ、抗いがたい死と生の香りに包まれながら、深い、深い忘我の淵へと沈んでいった。
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