口内射精

人目を忍ぶ公園のベンチ。密かに口内へ注がれる熱い衝動と背徳感


街灯の光が届かない、公園の隅にある古びたベンチ。夜の静寂は、時折通り過ぎる車の走行音や、遠くで鳴く虫の声によって、かえってその静けさを際立たせていた。僕たちは、まるで誰かに見つかることを期待しているかのような、それでいて極限の恐怖を感じているかのような、奇妙な緊張感の中にいた。

周囲を見渡せば、視界を遮るものはほとんどない。街灯の淡い光が、木々の影を長く、不気味に地面へと伸ばしている。もし今、散歩中の誰かや、夜道を歩く通行人がこの場所を通りかかったら――。その思考が、僕の股間の熱をさらに煽り、心臓の鼓動を早めていく。その背徳感こそが、今夜の僕たちにとって最高のスパイスだった。

彼女は、僕の膝の間に跪いていた。薄暗い闇の中で、彼女の瞳だけが、獲物を狙う獣のような、あるいはすべてを捧げる信徒のような、熱を帯びた輝きを放っている。彼女の指先が僕の太ももをなぞり、ゆっくりと、しかし確実な意志を持って、僕の昂ぶりへと手を伸ばした。

「……ねえ、ここでいいの?」

彼女の声は、夜の空気に溶け込むほど小さく、けれど僕の耳には、どんな叫びよりも鮮明に響いた。僕は答えの代わりに、彼女の頭を優しく、けれど抗えない力で引き寄せた。

彼女の唇が、僕の先端に触れた瞬間、全身に電流が走った。熱い。彼女の口内は、夜の冷たい空気とは対照的に、驚くほど熱を帯びていた。じゅぽじゅぽ、という湿った音が、静かな公園に不釣り合いなほど生々しく響き渡る。彼女は、僕のすべてを飲み込もうとするかのように、深く、熱心に、僕のそこを咥え込んだ。

ちゅぱちゅぱ、と、彼女の舌が僕の裏筋を這い、粘膜を刺激する。そのたびに、僕は呼吸を忘れるほどの快楽に襲われ、ベンチの背もたれを強く掴んだ。周囲の気配に神経を尖らせれば尖らせるほど、彼女の口内の温度と、吸い付くような圧力が、より一層、暴力的なまでの快感となって脳に突き刺さる。

ふとした瞬間、遠くでカサリと枯れ葉を踏む音がした。僕は思わず息を呑み、体を強張らせた。彼女もまた、その音に反応して動きを止めた。暗闇の中で、彼女の瞳が僕を見上げる。その瞳には、見つかるかもしれないという恐怖と、それを上回るほどの、抑えきれない情欲が混ざり合っていた。その視線が、僕の理性という名の薄い壁を、容赦なく削り取っていく。

彼女は再び、動きを再開した。今度は、先ほどよりもさらに激しく、貪欲に。喉の奥まで僕を迎え入れようとする、その献身的なまでの動作。喉の筋肉が僕を締め付ける感覚が、絶頂へのカウントダウンを告げていた。

「あ……っ、……ん……」

彼女の口から漏れる、押し殺したような吐息。それが、僕の限界を押し上げた。頭の中が真っ白になり、視界がチカチカと明滅する。もう、抑えられない。この熱い衝動を、彼女の喉の奥へと叩き込みたいという衝動だけが、僕を支配していた。

「出すよ……っ!」

僕の掠れた声に、彼女は力強く頷き、さらに深く、僕をその口内に受け入れた。

ドピュッ、ドピュッ、と、熱い塊が、彼女の喉の奥へと勢いよく射出された。どくどく、と、僕の身体の奥底から絞り出される熱い液体が、彼女の口腔を満たしていく。彼女の喉が、僕の放出に合わせて、律動的に動くのがわかった。

びゅるる、と、最後の一滴まで絞り出すように、僕は彼女の中にすべてを注ぎ込んだ。射精の余韻が、僕の身体を激しく震わせ、指先まで痺れさせる。

彼女は、僕のものが小さくなっていく間も、決して口を離さなかった。むしろ、溢れ出そうとする熱い液体を、一滴も逃さないようにと、必死に喉を動かしている。じゅるり、と、喉の奥で液体が飲み込まれる音が、僕の耳に直接響いた。

ごっくん、と。

彼女は、僕から与えられたすべてを、最後の一滴まで、丁寧に、そして美しく飲み干した。

しばらくの間、僕たちは、ただ重なるようにして、荒い呼吸を整えていた。彼女の口元には、まだわずかな熱が残っているようで、その瞳は潤み、どこか恍惚とした表情を浮かべていた。

「……すごかった……」

彼女が、少しだけ潤んだ声で呟いた。彼女の口内に残った、僕のすべて。その味を、彼女は言葉にして伝えてくれた。

「すごく、熱くて……濃厚……。重たいくらいに、身体の中に響いたよ……」

彼女のその言葉を聞いたとき、僕は、自分が今、どれほど深く、彼女の存在に侵食されたかを実感した。彼女の喉を通って、彼女の身体の一部となっていく、僕の熱い衝動。

公園のベンチは、相変わらず静まり返っていた。遠くの街灯が、僕たちの影を、また少しだけ長く、地面へと落としている。背徳的な快楽の余韻が、冷え始めた夜の空気の中で、いつまでも僕たちの肌にまとわりついていた。
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