窓から差し込む午後の陽光が、古い書架の隙間から埃の粒子を白く浮かび上がらせている。大学の図書館、その一番奥にある、人の気配がほとんど届かない閲覧席。そこには、分厚い専門書と向き合い、一心不乱にペンを走らせる彼がいた。
試験期間ということもあって、周囲は重苦しいほどの静寂に包まれている。ページをめくる乾いた音と、時折聞こえる誰かの咳払いだけが、この空間の沈黙を強調していた。彼は、眉間にわずかな皺を寄せ、極めて真面目な顔で文字を追っている。その横顔、集中している時に少しだけ強まる顎のライン、そして規則正しく動く喉仏。そのすべてが、私の独占欲を静かに、しかし確実に煽っていた。
私は、隣の席に座りながら、あえて勉強をするふりをして彼を観察する。教科書に目を落としているふりをして、視線の端で彼の指先を追う。ペンを握る力の強弱、時折髪を掻き上げる仕草。私は、彼が築き上げているその完璧な「理性の城」を、内側からじわじわと侵食していきたいという、抗いがたい衝動に駆られていた。
まずは、視線から。
彼がふとした瞬間に顔を上げたとき、私は逃げずに、じっとその瞳を見つめる。ただ目が合った、という程度の微かなアイコンタクト。けれど、その瞳の奥に、言葉にできない熱を込めて。彼がわずかに視線を泳がせ、戸惑ったように視線を教科書に戻すのを見て、私は密かな愉悦を感じる。
次に、接触。
机の下、私たちの膝が触れ合うか触れ合わないかという距離。私は、わざとらしく足を動かし、彼の太もものあたりに、私の膝をそっと押し当てた。布越しに伝わる彼の体温。彼は一瞬、ペンを止めた。けれど、すぐにまた書き始める。まだ、抗っているのだ。その抵抗が、私の征服欲をさらに加速させる。
私は、本を整理するふりをして、机の下で手を伸ばした。彼のズボンの裾に、私の指先が触れる。震えるような、それでいて確信を持った動きで、彼の太ももの内側を、爪の先でなぞるように。
「……っ」
彼が、小さく息を呑む音が聞こえた。静寂の中では、その微かな音さえも、爆音のように響く。彼は必死に、目の前の文字に意識を繋ぎ止めようとしている。けれど、彼の呼吸は確実に乱れ始めていた。
私は、さらに大胆になる。
机の下で、彼の股間の膨らみに、私の手をそっと添えた。ズボン越しに感じる、熱を帯びた硬い質感。彼は、ペンを握る手に力を込め、全身を硬直させている。まるで、この場にいる誰かに見つかるのではないかという恐怖と、抗えない快楽の間で、激しく揺れ動いているようだった。
私は、彼に耳元で囁く。声には出さない、唇の動きだけで伝えるような、密やかな誘惑。
「ねえ、もう限界でしょ?」
彼は答えなかった。けれど、その耳たぶが赤く染まっているのが、薄暗い場所でもはっきりと分かった。
私たちは、吸い寄せられるように、書架のさらに奥、影の濃い通路へと移動した。そこは、背の高い書架に囲まれた、外界から隔絶された小さな密室だった。
背中を本棚に預け、彼は荒い呼吸を繰り返している。彼の瞳には、もはや勉強への集中力など微塵も残っていない。あるのは、私への渇望と、理性が崩壊していくことへの戸惑いだけだ。
私は、彼の前に跪いた。
ズボンのベルトを解き、ファスナーを下ろす。解放された彼の熱い塊が、私の顔に迫る。それは、彼の理性そのもののように、力強く、そして震えていた。
私は、迷いなくそれを口に含んだ。
じゅぽ、じゅぷ……。
静かな書架の隙間で、湿った、粘膜が擦れ合う音が響く。
ちゅぱちゅぱ、と、口腔全体で彼を包み込むようにして、全力でおしゃぶりを始める。彼の逞しい太ももに、私の指を食い込ませ、上下に揺れるリズムを刻む。
彼は、本棚に頭を預け、天を仰いでいた。喉の奥から漏れ出る、押し殺したような喘ぎ声。
「ん、く……っ、あ……」
その声は、静寂を切り裂く、最も背徳的な旋律だった。
私は、さらに深く、喉の奥まで突き入れる。
ペロペロと先端を舐め上げ、舌の腹で筋をなぞり、圧迫感を強めていく。
じゅぽじゅぽ、と、吸い付くような音が、狭い通路に反響する。
彼の腰が、無意識のうちに突き上げてくる。彼はもう、抗うことを諦めていた。ただ、私の口内で繰り広げられる、圧倒的な快楽の渦に身を任せている。
彼の呼吸が、極限まで速くなる。
全身が、痙攣するように震え始めた。
私は、彼が果てる瞬間を逃さないよう、さらに強く、吸い上げるようにして、彼のすべてを飲み込もうとする。
「……っ、くる、っ……!」
彼の掠れた声が、絶頂の合図だった。
ドクン、ドクンと、彼の脈動が私の喉に直接伝わってくる。
次の瞬間、熱い奔流が、私の口内へと勢いよく放たれた。
どぴゅ、どぴゅどぴゅッ!
どくどくと、命の重みを感じさせる熱い塊が、何度も、何度も、私の喉の奥を叩く。
口内が、彼の熱い精液で満たされていく。
私は、その衝撃をすべて受け止めるように、目を閉じて、ただひたすらに、その放出に身を委ねた。
びゅるる、と、最後の一滴が絞り出されるまで、私は彼を離さなかった。
口の中に広がる、濃厚で、どこか鉄分を含んだような、生命の味がする熱。
私は、溢れ出そうになるそれを、一滴たりとも逃さないように、喉を大きく動かして、ごっくんと飲み下した。
喉を通り過ぎる、重厚な感覚。
すべてを飲み干したとき、彼は力なく崩れ落ち、私はゆっくりと彼を見上げた。
彼の瞳は、虚ろで、それでいて深い充足感に満たされている。
私は、口の端にわずかに残った透明な雫を、舌で丁寧に拭い取った。
再び、図書館の静寂が戻ってくる。
私たちは、何事もなかったかのように、再びそれぞれの席へと戻った。
彼は、少しだけ乱れた髪を整え、再びペンを握る。
けれど、そのペン先は、先ほどよりもずっと、力強く、そして確かな熱を持って、紙の上を滑っていた。
私は、そんな彼の背中を、満足感とともに見つめていた。
試験期間ということもあって、周囲は重苦しいほどの静寂に包まれている。ページをめくる乾いた音と、時折聞こえる誰かの咳払いだけが、この空間の沈黙を強調していた。彼は、眉間にわずかな皺を寄せ、極めて真面目な顔で文字を追っている。その横顔、集中している時に少しだけ強まる顎のライン、そして規則正しく動く喉仏。そのすべてが、私の独占欲を静かに、しかし確実に煽っていた。
私は、隣の席に座りながら、あえて勉強をするふりをして彼を観察する。教科書に目を落としているふりをして、視線の端で彼の指先を追う。ペンを握る力の強弱、時折髪を掻き上げる仕草。私は、彼が築き上げているその完璧な「理性の城」を、内側からじわじわと侵食していきたいという、抗いがたい衝動に駆られていた。
まずは、視線から。
彼がふとした瞬間に顔を上げたとき、私は逃げずに、じっとその瞳を見つめる。ただ目が合った、という程度の微かなアイコンタクト。けれど、その瞳の奥に、言葉にできない熱を込めて。彼がわずかに視線を泳がせ、戸惑ったように視線を教科書に戻すのを見て、私は密かな愉悦を感じる。
次に、接触。
机の下、私たちの膝が触れ合うか触れ合わないかという距離。私は、わざとらしく足を動かし、彼の太もものあたりに、私の膝をそっと押し当てた。布越しに伝わる彼の体温。彼は一瞬、ペンを止めた。けれど、すぐにまた書き始める。まだ、抗っているのだ。その抵抗が、私の征服欲をさらに加速させる。
私は、本を整理するふりをして、机の下で手を伸ばした。彼のズボンの裾に、私の指先が触れる。震えるような、それでいて確信を持った動きで、彼の太ももの内側を、爪の先でなぞるように。
「……っ」
彼が、小さく息を呑む音が聞こえた。静寂の中では、その微かな音さえも、爆音のように響く。彼は必死に、目の前の文字に意識を繋ぎ止めようとしている。けれど、彼の呼吸は確実に乱れ始めていた。
私は、さらに大胆になる。
机の下で、彼の股間の膨らみに、私の手をそっと添えた。ズボン越しに感じる、熱を帯びた硬い質感。彼は、ペンを握る手に力を込め、全身を硬直させている。まるで、この場にいる誰かに見つかるのではないかという恐怖と、抗えない快楽の間で、激しく揺れ動いているようだった。
私は、彼に耳元で囁く。声には出さない、唇の動きだけで伝えるような、密やかな誘惑。
「ねえ、もう限界でしょ?」
彼は答えなかった。けれど、その耳たぶが赤く染まっているのが、薄暗い場所でもはっきりと分かった。
私たちは、吸い寄せられるように、書架のさらに奥、影の濃い通路へと移動した。そこは、背の高い書架に囲まれた、外界から隔絶された小さな密室だった。
背中を本棚に預け、彼は荒い呼吸を繰り返している。彼の瞳には、もはや勉強への集中力など微塵も残っていない。あるのは、私への渇望と、理性が崩壊していくことへの戸惑いだけだ。
私は、彼の前に跪いた。
ズボンのベルトを解き、ファスナーを下ろす。解放された彼の熱い塊が、私の顔に迫る。それは、彼の理性そのもののように、力強く、そして震えていた。
私は、迷いなくそれを口に含んだ。
じゅぽ、じゅぷ……。
静かな書架の隙間で、湿った、粘膜が擦れ合う音が響く。
ちゅぱちゅぱ、と、口腔全体で彼を包み込むようにして、全力でおしゃぶりを始める。彼の逞しい太ももに、私の指を食い込ませ、上下に揺れるリズムを刻む。
彼は、本棚に頭を預け、天を仰いでいた。喉の奥から漏れ出る、押し殺したような喘ぎ声。
「ん、く……っ、あ……」
その声は、静寂を切り裂く、最も背徳的な旋律だった。
私は、さらに深く、喉の奥まで突き入れる。
ペロペロと先端を舐め上げ、舌の腹で筋をなぞり、圧迫感を強めていく。
じゅぽじゅぽ、と、吸い付くような音が、狭い通路に反響する。
彼の腰が、無意識のうちに突き上げてくる。彼はもう、抗うことを諦めていた。ただ、私の口内で繰り広げられる、圧倒的な快楽の渦に身を任せている。
彼の呼吸が、極限まで速くなる。
全身が、痙攣するように震え始めた。
私は、彼が果てる瞬間を逃さないよう、さらに強く、吸い上げるようにして、彼のすべてを飲み込もうとする。
「……っ、くる、っ……!」
彼の掠れた声が、絶頂の合図だった。
ドクン、ドクンと、彼の脈動が私の喉に直接伝わってくる。
次の瞬間、熱い奔流が、私の口内へと勢いよく放たれた。
どぴゅ、どぴゅどぴゅッ!
どくどくと、命の重みを感じさせる熱い塊が、何度も、何度も、私の喉の奥を叩く。
口内が、彼の熱い精液で満たされていく。
私は、その衝撃をすべて受け止めるように、目を閉じて、ただひたすらに、その放出に身を委ねた。
びゅるる、と、最後の一滴が絞り出されるまで、私は彼を離さなかった。
口の中に広がる、濃厚で、どこか鉄分を含んだような、生命の味がする熱。
私は、溢れ出そうになるそれを、一滴たりとも逃さないように、喉を大きく動かして、ごっくんと飲み下した。
喉を通り過ぎる、重厚な感覚。
すべてを飲み干したとき、彼は力なく崩れ落ち、私はゆっくりと彼を見上げた。
彼の瞳は、虚ろで、それでいて深い充足感に満たされている。
私は、口の端にわずかに残った透明な雫を、舌で丁寧に拭い取った。
再び、図書館の静寂が戻ってくる。
私たちは、何事もなかったかのように、再びそれぞれの席へと戻った。
彼は、少しだけ乱れた髪を整え、再びペンを握る。
けれど、そのペン先は、先ほどよりもずっと、力強く、そして確かな熱を持って、紙の上を滑っていた。
私は、そんな彼の背中を、満足感とともに見つめていた。
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