街灯の光が、湿ったアスファルトを淡く照らしている。夜の公園は、昼間の賑やかさが嘘のように静まり返り、ただ冷たい風が木々を揺らす音だけが響いていた。
さっきまで、私たちはあんなに激しく言い争っていた。些細なすれ違いが、いつの間にか言葉の刃となって、お互いの心を削り取っていく。沈黙が重く、鋭い。隣に座る彼の肩は小さく震えていて、その横顔を見ることさえ、今の私には痛かった。
ふと、彼が顔を上げた。街灯の光に照らされた彼の瞳は、今にも溢れ出しそうな涙を湛えていて、怒りよりも、深い悲しみと孤独がそこには宿っていた。泣き出しそうな、あまりにも脆い表情。その姿を見た瞬間、私の胸を締め付けたのは、後悔と、彼を抱きしめたいという強烈な衝動だった。
言葉では、もう修復できない。謝罪も、言い訳も、今の彼には届かない。それなら、言葉以外の何かで、この壊れかけた関係を繋ぎ止めたい。私の体を使って、彼の心の痛みを取り除いてあげたい。
私は無言のまま、震える手で彼のズボンのベルトに手をかけた。彼は驚いたように目を見開いたけれど、拒絶はしなかった。ただ、困惑と、どこか諦めたような、縋るような視線が私を射抜いた。
ゆっくりとファスナーを下ろしていく。冷たい夜気の中に、彼の熱が露わになる。彼の逞しい腿の熱が、私の指先に伝わってくる。私は膝をつき、ベンチの下、暗がりに身を沈めた。
彼の熱を、私の口の中に迎え入れる。
「……っ、……」
彼が小さく声を漏らした。私は、彼を癒やすことだけを考えて、その熱い塊を丁寧に、慈しむように包み込んだ。
じゅぽ、と湿った音が静かな公園に響く。私の口内は、彼の熱を逃さないように、隙間なく彼を締め付ける。ちゅぱちゅぱ、と、舌を這わせ、先端を優しく、時には強めに刺激していく。
彼の呼吸が、次第に荒くなっていくのがわかる。先ほどまでの悲しみに沈んでいた瞳は、次第に熱を帯び、焦点が定まらなくなっていく。私は、彼の表情の変化を逃さないように見つめていた。苦しんでいた眉間の皺が解け、代わりに快楽に翻弄されるような、恍惚とした表情へと変わっていく様。
もっと、もっと彼をこの感覚に没入させたい。現実の痛みも、喧嘩の記憶も、すべてをこの熱の中に溶かしてしまいたい。
ちゅる、じゅぽじゅぽ、と、音を立てて、私は彼のすべてを飲み込むように吸い上げる。舌を使い、裏筋をなぞり、亀頭の形を確かめるように丁寧に、執拗に。私の口内は、彼の熱と、溢れ出す体液の湿り気で満たされていく。
彼の指が、私の髪に深く入り込み、強く掴んだ。それは拒絶ではなく、快楽に耐えかねた、縋るような動き。彼は、私の口の中で、自分の存在を確かめるように、腰をわずかに揺らし始めた。
「あ……、……、……っ!」
彼の喉から、押し殺したような喘ぎが漏れる。その声には、悲しみと快楽が混ざり合い、切ない響きがあった。私は、彼の感情の揺れを、直接口の中で感じ取っているような錯覚に陥る。
彼が、限界に達しようとしている。全身に力が入り、筋肉が硬直していくのが伝わってくる。私は、彼が放出する瞬間を逃さないよう、さらに深く、喉の奥まで彼を迎え入れ、強く、強く吸い上げた。
どぴゅ、どぴゅどぴゅ、と、熱い奔流が、私の口内を叩いた。
喉の奥を突く、激しく、力強い射精の衝撃。彼は、震えるような呼吸を繰り返し、私の口の中で、そのすべてを吐き出した。
私は、その熱い液体を、一滴も逃さないように、必死に、丁寧に受け止めた。喉を鳴らし、ごっくん、と、重みのある感覚を飲み込んでいく。口の中に残る、彼の熱と、濃厚な、どこか鉄のような、生命を感じさせる風味。
出し切った後の、彼の脱力した体。そして、静寂が戻った公園。
私は、口の端を拭うこともせず、ただ彼を見上げた。彼の瞳には、もう涙は溜まっていない。代わりに、そこには、深い安らぎと、私への信頼が宿っていた。
私はゆっくりと立ち上がり、彼の隣に座り直した。彼は、震える手で私の手を握りしめ、そのまま引き寄せ、私を強く抱きしめた。
「……ごめん、……ありがとう」
彼の掠れた声が、耳元で響く。
言葉による解決は、まだ完全ではないかもしれない。けれど、この熱い繋がりだけは、間違いなく私たちの間に存在していた。私は彼の胸に顔を埋め、その鼓動を感じながら、夜の静寂に身を委ねた。
口の中に残る、彼の熱の余韻が、私たちの仲直りを静かに祝福しているようだった。
さっきまで、私たちはあんなに激しく言い争っていた。些細なすれ違いが、いつの間にか言葉の刃となって、お互いの心を削り取っていく。沈黙が重く、鋭い。隣に座る彼の肩は小さく震えていて、その横顔を見ることさえ、今の私には痛かった。
ふと、彼が顔を上げた。街灯の光に照らされた彼の瞳は、今にも溢れ出しそうな涙を湛えていて、怒りよりも、深い悲しみと孤独がそこには宿っていた。泣き出しそうな、あまりにも脆い表情。その姿を見た瞬間、私の胸を締め付けたのは、後悔と、彼を抱きしめたいという強烈な衝動だった。
言葉では、もう修復できない。謝罪も、言い訳も、今の彼には届かない。それなら、言葉以外の何かで、この壊れかけた関係を繋ぎ止めたい。私の体を使って、彼の心の痛みを取り除いてあげたい。
私は無言のまま、震える手で彼のズボンのベルトに手をかけた。彼は驚いたように目を見開いたけれど、拒絶はしなかった。ただ、困惑と、どこか諦めたような、縋るような視線が私を射抜いた。
ゆっくりとファスナーを下ろしていく。冷たい夜気の中に、彼の熱が露わになる。彼の逞しい腿の熱が、私の指先に伝わってくる。私は膝をつき、ベンチの下、暗がりに身を沈めた。
彼の熱を、私の口の中に迎え入れる。
「……っ、……」
彼が小さく声を漏らした。私は、彼を癒やすことだけを考えて、その熱い塊を丁寧に、慈しむように包み込んだ。
じゅぽ、と湿った音が静かな公園に響く。私の口内は、彼の熱を逃さないように、隙間なく彼を締め付ける。ちゅぱちゅぱ、と、舌を這わせ、先端を優しく、時には強めに刺激していく。
彼の呼吸が、次第に荒くなっていくのがわかる。先ほどまでの悲しみに沈んでいた瞳は、次第に熱を帯び、焦点が定まらなくなっていく。私は、彼の表情の変化を逃さないように見つめていた。苦しんでいた眉間の皺が解け、代わりに快楽に翻弄されるような、恍惚とした表情へと変わっていく様。
もっと、もっと彼をこの感覚に没入させたい。現実の痛みも、喧嘩の記憶も、すべてをこの熱の中に溶かしてしまいたい。
ちゅる、じゅぽじゅぽ、と、音を立てて、私は彼のすべてを飲み込むように吸い上げる。舌を使い、裏筋をなぞり、亀頭の形を確かめるように丁寧に、執拗に。私の口内は、彼の熱と、溢れ出す体液の湿り気で満たされていく。
彼の指が、私の髪に深く入り込み、強く掴んだ。それは拒絶ではなく、快楽に耐えかねた、縋るような動き。彼は、私の口の中で、自分の存在を確かめるように、腰をわずかに揺らし始めた。
「あ……、……、……っ!」
彼の喉から、押し殺したような喘ぎが漏れる。その声には、悲しみと快楽が混ざり合い、切ない響きがあった。私は、彼の感情の揺れを、直接口の中で感じ取っているような錯覚に陥る。
彼が、限界に達しようとしている。全身に力が入り、筋肉が硬直していくのが伝わってくる。私は、彼が放出する瞬間を逃さないよう、さらに深く、喉の奥まで彼を迎え入れ、強く、強く吸い上げた。
どぴゅ、どぴゅどぴゅ、と、熱い奔流が、私の口内を叩いた。
喉の奥を突く、激しく、力強い射精の衝撃。彼は、震えるような呼吸を繰り返し、私の口の中で、そのすべてを吐き出した。
私は、その熱い液体を、一滴も逃さないように、必死に、丁寧に受け止めた。喉を鳴らし、ごっくん、と、重みのある感覚を飲み込んでいく。口の中に残る、彼の熱と、濃厚な、どこか鉄のような、生命を感じさせる風味。
出し切った後の、彼の脱力した体。そして、静寂が戻った公園。
私は、口の端を拭うこともせず、ただ彼を見上げた。彼の瞳には、もう涙は溜まっていない。代わりに、そこには、深い安らぎと、私への信頼が宿っていた。
私はゆっくりと立ち上がり、彼の隣に座り直した。彼は、震える手で私の手を握りしめ、そのまま引き寄せ、私を強く抱きしめた。
「……ごめん、……ありがとう」
彼の掠れた声が、耳元で響く。
言葉による解決は、まだ完全ではないかもしれない。けれど、この熱い繋がりだけは、間違いなく私たちの間に存在していた。私は彼の胸に顔を埋め、その鼓動を感じながら、夜の静寂に身を委ねた。
口の中に残る、彼の熱の余韻が、私たちの仲直りを静かに祝福しているようだった。
✦ コメント ✦
まだコメントはありません。
コメントするには Xログイン が必要です。