露出・見られた

ベランダ越しに街を見下ろして…露出の悦びに目覚めた専業主婦


深夜二時。住宅街の静寂は、まるで世界が眠りについたかのような錯覚を私に与える。マンションのベランダに出ると、夜の冷たい空気が、薄いキャミソール一枚の私の肌を容赦なく撫で回した。

階下を見下ろせば、街灯が等間隔に並び、遠くには車のヘッドライトが細い光の筋となって流れている。この高さから見れば、街は巨大な生き物の胎内のように思える。そして、その無数の光のひとつひとつが、実は私を見つめているのではないかという、根拠のない、けれど抗いがたい恐怖が胸の奥を刺す。

「ねえ、誰かに見られてるかもしれないわよ……」

背後に立つ夫に、震える声で囁いた。彼は何も答えず、ただ私の腰を強く引き寄せた。彼の体温が、冷えた背中を通して伝わってくる。その熱が、恐怖をじわじわと、けれど確実に、別の種類の熱へと変質させていくのがわかった。

もし、隣の部屋の窓から、あるいは通りを歩く誰かの視線が、このベランダにいる無防備な私を捉えてしまったら。専業主婦として、平穏で、清潔で、誰からも疑われない日常を積み重ねてきた私が、こんな場所で、こんな格好で、男の欲望に身を任せている姿を見られたら。

その想像が、私の下腹部を熱く、疼かせる。見られることへの恐怖は、もはや私を萎縮させるものではなく、神経を極限まで研ぎ澄ませるためのスパイスへと昇華されていた。

私は自ら、彼のズボンの前を解いた。夜の冷気にさらされた彼のおちんぽが、私の頬に触れる。その硬さと熱さに、思わず吐息が漏れた。私は膝をつき、冷たいベランダの床に膝を立てる。街の灯りが、私の視界の端で、まるで監視者の瞳のように明滅している。

「じゅぽ、ちゅぱ……」

唇を割り、その先端を迎え入れる。口内に広がる、男特有の生々しい匂いと熱。私は、街の静寂を破るように、懸命に舌を動かした。ちゅぱちゅぱ、と湿った音が、夜の闇に溶け込んでいく。この音が、もし誰かに届いていたら。その思考が、私の喉の奥をさらに熱くさせる。

彼は私の髪を掴み、深く、突き刺すように腰を動かし始めた。私は、彼を受け入れるたびに、視線を街へと向けた。遠くの街灯、建物のシルエット。それらが、私の背徳感を煽る舞台装置のように感じられる。

じゅぽじゅぽ、と激しく吸い上げるたびに、頭の中が真っ白になっていく。視界が揺れ、夜の街がぐにゃりと歪む。見られている。誰かに、この淫らな音と、私の狂ったような表情を見られている。その確信に近い予感が、私を絶頂へと加速させる。

「あ……、んっ……、はぁ……っ!」

声を出してはいけない。けれど、抑えようとするほどに、喉の奥から熱い喘ぎがせり上がってくる。私は彼のおちんぽを、より深く、より貪欲に口内へと招き入れた。舌先で亀頭をなぞり、裏筋を丁寧に、執拗に舐め上げる。

彼の呼吸が荒くなり、腰の動きがさらに激しくなった。私は、彼が今、限界に達しようとしていることを、その硬さと震えで理解した。

「……っ、くる、くる……っ!」

彼が低く唸り、私の口内へと深く、力強く突き入れた。

ドピュッ、ドピュッ、ドクドクッ!

熱い、あまりにも熱い塊が、私の喉の奥へと叩きつけられた。口内発射の衝撃に、私は目を見開いた。熱い精液が、口内の粘膜を容赦なく叩き、喉の奥へと流れ込んでくる。

どぴゅどぴゅ、と何度も繰り返される射精の律動。私はそれを一滴も逃さぬよう、必死に喉を動かした。精液は、粘り気のある、重厚な質感を持って私の口内を満たしていく。

私は、彼が果てるまで、その熱い奔流をすべて受け止めた。喉を鳴らし、ごっくん、と大きく飲み込む。精液が食道を通り、胃へと落ちていく感覚が、恐ろしいほど鮮明に伝わってくる。

飲み干した後の口内には、わずかな残り香と、重たい余韻だけが残った。私は、唇の端についた一滴のザー汁さえも、指で拭うことなく、舌で丁寧に絡め取って飲み込んだ。

「……全部、飲んだわよ」

私は、少しだけ潤んだ瞳で、夜の街を見下ろしながら呟いた。

街の灯りは、相変わらず変わらずにそこにある。けれど、今の私には、そのすべてが、私の背徳的な儀式を見守る観衆のように思えてならなかった。冷たい風が再び私の肌を撫でたが、内側から湧き上がる熱は、いつまでも消えることはなかった。
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