深夜のオフィスビルは、まるで巨大な墓標のように静まり返っていた。窓の外に広がる都会の夜景は、無数の光の粒となって遠くで瞬いているが、この42階の会議室に流れる空気は、それらとは無縁の、重苦しく、それでいて張り詰めた静寂に支配されている。
デスクの上には、未整理の資料が乱雑に積み上がっている。本来なら、明日のプレゼンに向けて内容を確認すべき時間なのだが、僕の意識は目の前に座る彼女――秘書の美咲に向けられていた。彼女は真剣な表情で書類を捲っているが、その指先が微かに震えているのを、僕は見逃さなかった。
「……部長、そろそろ切り上げますか?」
彼女の声は、静寂を乱すことを恐れるかのように、ひどく小さく、掠れていた。僕は答えず、ただ彼女の横顔を見つめる。彼女の白い首筋が、蛍光灯の光を浴びて陶器のように滑らかに輝いている。
僕はゆっくりと手を伸ばし、彼女の膝の上に置かれた、タイトなスカートの裾へと指を滑らせた。
「あっ……」
彼女の短い吐息が、静かな部屋に響く。その音さえも、この空間ではあまりに大きく、背徳的な響きを持って聞こえた。僕は、衣類越しに伝わってくる彼女の体温に、思わず息を呑む。薄い生地を隔てて、彼女の太ももの熱が、僕の指先に直接訴えかけてくるようだ。
指先で、ゆっくりと、円を描くように撫で上げる。ストッキングの滑らかな感触と、その下にある肉体の弾力が、指の腹を通じて脳へと直接伝わってくる。彼女は拒むことなく、むしろ僕の指の動きに合わせるように、わずかに脚を開いた。
この部屋のすぐ外には、警備員の巡回ルートがある。廊下を歩く足音が聞こえてくるのではないか、あるいは、誰かがドアの隙間からこちらを覗いているのではないか。そんな、いつ暴かれるかわからない恐怖が、僕たちの神経を極限まで研ぎ澄ませていた。その恐怖こそが、指先から伝わる愛撫の快楽を、より一層、鋭利なものへと変えていく。
「誰か……来たら、どうするんですか……」
彼女の瞳が、潤みを帯びて僕を見つめる。その瞳には、恐怖と、それ以上に抗いがたい欲望が混ざり合っていた。僕は彼女の腰を引き寄せ、さらに深く、衣類越しにその熱を確かめる。指先は今や、スカートの奥、より秘められた場所へと、這い進んでいた。
「誰も来ない。……誰も、僕たちを見つけられない」
僕の言葉は、自分自身に言い聞かせているようでもあった。
やがて、ペッティングによる熱狂は、もう一歩先の、より直接的な渇望へと変貌していく。彼女は、まるで自らの意志であるかのように、デスクの下へと膝をついた。プロフェッショナルな秘書としての装い――整えられた髪、隙のないブラウス――が、その行為によって、あまりに不釣り合いで、官能的なものへと変貌していく。
彼女の唇が、僕の熱を帯びた部分に触れた瞬間、背筋に電流が走った。
「ん……っ、ちゅぱ……」
彼女の口内は、驚くほど温かく、そして柔らかい。じゅぽじゅぽ、と、粘膜が擦れ合う湿った音が、静寂な会議室に、まるで禁断の音楽のように響き渡る。彼女は、僕のすべてを飲み込もうとするかのように、懸命に舌を使い、ちゅぱちゅぱと、貪欲に吸い上げていく。
彼女の瞳が、時折僕を見上げる。その視線は、僕の支配を求めているようでもあり、同時に、この背徳的な状況を心から楽しんでいるようでもあった。僕は、彼女の頭を優しく、しかし逃がさないように強く押さえつけ、その快楽に没入していく。
「じゅる、ちゅぱ……っ、んんーっ!」
彼女の喉が、僕の動きに合わせて上下する。そのたびに、彼女の口腔内の圧力が変わり、僕の感覚を狂わせていく。頭の中が真っ白になり、ただ、彼女の口内の熱と、舌の動き、そして、この静寂の中で繰り返される、淫らな音だけが世界のすべてとなった。
限界は、唐突に、そして激しく訪れた。
「あ……っ、いく……っ!」
僕の意識が、爆発的な衝動とともに弾け飛ぶ。
「どぴゅっ、どぴゅどぴゅっ……!」
熱い塊が、彼女の喉の奥へと、勢いよく放たれる。彼女はそれを逃すまいと、必死に口を閉じ、喉を鳴らして受け止めていた。
「どくどく、びゅるる……」
射精の余韻が、僕の全身を震わせる。彼女の口内は、僕の放った熱い液体で満たされ、溢れそうになりながらも、彼女の唇によって固く閉じ込められていた。
彼女は、しばらくの間、僕の熱をその口の中で味わうように、ゆっくりと、丁寧に、舌を動かしていた。そして、最後の一滴までを逃さないように、喉を大きく動かして、ごっくんと音を立てて飲み込んだ。
彼女は、口の端についた僅かな痕跡を、指で拭い取りながら、熱を帯びた瞳で僕を見上げた。
「……少し、鉄のような味がしますね」
彼女が囁いたその言葉は、僕の耳に、どんな愛の言葉よりも深く、そして鮮烈に刻み込まれた。
静寂は戻った。しかし、それは先ほどまでの、ただの無機質な静寂ではない。僕たちの間で共有された、熱く、濃密で、決して誰にも明かすことのできない、秘密の残り香を含んだ、特別な静寂だった。
デスクの上には、未整理の資料が乱雑に積み上がっている。本来なら、明日のプレゼンに向けて内容を確認すべき時間なのだが、僕の意識は目の前に座る彼女――秘書の美咲に向けられていた。彼女は真剣な表情で書類を捲っているが、その指先が微かに震えているのを、僕は見逃さなかった。
「……部長、そろそろ切り上げますか?」
彼女の声は、静寂を乱すことを恐れるかのように、ひどく小さく、掠れていた。僕は答えず、ただ彼女の横顔を見つめる。彼女の白い首筋が、蛍光灯の光を浴びて陶器のように滑らかに輝いている。
僕はゆっくりと手を伸ばし、彼女の膝の上に置かれた、タイトなスカートの裾へと指を滑らせた。
「あっ……」
彼女の短い吐息が、静かな部屋に響く。その音さえも、この空間ではあまりに大きく、背徳的な響きを持って聞こえた。僕は、衣類越しに伝わってくる彼女の体温に、思わず息を呑む。薄い生地を隔てて、彼女の太ももの熱が、僕の指先に直接訴えかけてくるようだ。
指先で、ゆっくりと、円を描くように撫で上げる。ストッキングの滑らかな感触と、その下にある肉体の弾力が、指の腹を通じて脳へと直接伝わってくる。彼女は拒むことなく、むしろ僕の指の動きに合わせるように、わずかに脚を開いた。
この部屋のすぐ外には、警備員の巡回ルートがある。廊下を歩く足音が聞こえてくるのではないか、あるいは、誰かがドアの隙間からこちらを覗いているのではないか。そんな、いつ暴かれるかわからない恐怖が、僕たちの神経を極限まで研ぎ澄ませていた。その恐怖こそが、指先から伝わる愛撫の快楽を、より一層、鋭利なものへと変えていく。
「誰か……来たら、どうするんですか……」
彼女の瞳が、潤みを帯びて僕を見つめる。その瞳には、恐怖と、それ以上に抗いがたい欲望が混ざり合っていた。僕は彼女の腰を引き寄せ、さらに深く、衣類越しにその熱を確かめる。指先は今や、スカートの奥、より秘められた場所へと、這い進んでいた。
「誰も来ない。……誰も、僕たちを見つけられない」
僕の言葉は、自分自身に言い聞かせているようでもあった。
やがて、ペッティングによる熱狂は、もう一歩先の、より直接的な渇望へと変貌していく。彼女は、まるで自らの意志であるかのように、デスクの下へと膝をついた。プロフェッショナルな秘書としての装い――整えられた髪、隙のないブラウス――が、その行為によって、あまりに不釣り合いで、官能的なものへと変貌していく。
彼女の唇が、僕の熱を帯びた部分に触れた瞬間、背筋に電流が走った。
「ん……っ、ちゅぱ……」
彼女の口内は、驚くほど温かく、そして柔らかい。じゅぽじゅぽ、と、粘膜が擦れ合う湿った音が、静寂な会議室に、まるで禁断の音楽のように響き渡る。彼女は、僕のすべてを飲み込もうとするかのように、懸命に舌を使い、ちゅぱちゅぱと、貪欲に吸い上げていく。
彼女の瞳が、時折僕を見上げる。その視線は、僕の支配を求めているようでもあり、同時に、この背徳的な状況を心から楽しんでいるようでもあった。僕は、彼女の頭を優しく、しかし逃がさないように強く押さえつけ、その快楽に没入していく。
「じゅる、ちゅぱ……っ、んんーっ!」
彼女の喉が、僕の動きに合わせて上下する。そのたびに、彼女の口腔内の圧力が変わり、僕の感覚を狂わせていく。頭の中が真っ白になり、ただ、彼女の口内の熱と、舌の動き、そして、この静寂の中で繰り返される、淫らな音だけが世界のすべてとなった。
限界は、唐突に、そして激しく訪れた。
「あ……っ、いく……っ!」
僕の意識が、爆発的な衝動とともに弾け飛ぶ。
「どぴゅっ、どぴゅどぴゅっ……!」
熱い塊が、彼女の喉の奥へと、勢いよく放たれる。彼女はそれを逃すまいと、必死に口を閉じ、喉を鳴らして受け止めていた。
「どくどく、びゅるる……」
射精の余韻が、僕の全身を震わせる。彼女の口内は、僕の放った熱い液体で満たされ、溢れそうになりながらも、彼女の唇によって固く閉じ込められていた。
彼女は、しばらくの間、僕の熱をその口の中で味わうように、ゆっくりと、丁寧に、舌を動かしていた。そして、最後の一滴までを逃さないように、喉を大きく動かして、ごっくんと音を立てて飲み込んだ。
彼女は、口の端についた僅かな痕跡を、指で拭い取りながら、熱を帯びた瞳で僕を見上げた。
「……少し、鉄のような味がしますね」
彼女が囁いたその言葉は、僕の耳に、どんな愛の言葉よりも深く、そして鮮烈に刻み込まれた。
静寂は戻った。しかし、それは先ほどまでの、ただの無機質な静寂ではない。僕たちの間で共有された、熱く、濃密で、決して誰にも明かすことのできない、秘密の残り香を含んだ、特別な静寂だった。
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