さっきまでの均一なテンポから、少し加速した。体が限界を越えようとしている時の、正直な加速だ。もうすぐイく、という体の信号が、腰の動きに出てくる。速さの中にリズムは保ちながら、でも序盤より明らかに切迫感が増している。声と腰のテンポが連動し始めていた。腰が速くなるたびに声が大きくなる。体の複数の部分が同じ方向に向かっている時の一体感が、画面から伝わってくる。このシンクロが起きている瞬間を見ると、本当にもうすぐだとわかる。見ているこちら側も、息を止めてしまう。体が勝手にそうなる。彼女の体の中の時間が、画面を通してこちら側に流れてくる。そういう映像が好きだ。
前傾になった。
腰を使う時に前傾になるのは、体の中に当たっている角度を変えるためだ。前に体重をかけることで、竿の当たる場所が変わる。自分の中でどこが一番感じるかを知っている人間が、意識的にする体勢の変化だ。彼女は感覚で動いていた。考えてではなく、体が正解を知っていて、体が選んでいた。自分の体を信頼している人間の動きだった。
前傾姿勢の彼女の目が少し遠くなっていた。内側に意識が向いている目だ。ああいう目になる瞬間が、本当にイく直前の瞬間だと思う。外の情報が要らなくなる。内側に全部の意識が集まっている。
絶頂の瞬間は静かだった。
前傾になった。
腰を使う時に前傾になるのは、体の中に当たっている角度を変えるためだ。前に体重をかけることで、竿の当たる場所が変わる。自分の中でどこが一番感じるかを知っている人間が、意識的にする体勢の変化だ。彼女は感覚で動いていた。考えてではなく、体が正解を知っていて、体が選んでいた。自分の体を信頼している人間の動きだった。
前傾姿勢の彼女の目が少し遠くなっていた。内側に意識が向いている目だ。ああいう目になる瞬間が、本当にイく直前の瞬間だと思う。外の情報が要らなくなる。内側に全部の意識が集まっている。
絶頂の瞬間は静かだった。
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