体験談(男の子)

文化祭の準備中、誰もいない準備室で彼女がくれた極上のご褒美


文化祭の喧騒は、厚い扉一枚隔てた向こう側で鳴り響いていた。校庭からは吹奏楽部の演奏が聞こえ、廊下からはクラスメイトたちの笑い声や、出し物の準備に追われる騒がしい足音が絶え間なく伝わってくる。そんな賑やかな空気とは対照的に、僕たちが逃げ込んだ準備室の中は、ひどく静まり返っていた。埃っぽさと、少し湿った木材の匂い。窓から差し込む西日が、宙に舞う微かな塵を照らしている。

僕と彼女は、クラスの出し物である演劇の小道具を作るために、放課後のこの部屋に二人きりで残っていた。それ自体はごく普通の光景だったはずだ。けれど、作業の手が止まり、ふとした瞬間に目が合った時の、あの張り詰めた空気は何だったのだろう。文化祭特有の、どこか浮ついた、それでいて非日常的な熱気が、僕たちの間の距離を急速に縮めていった。

「ねえ、ちょっと休憩しようよ」

彼女がそう言って、僕の作業していた机の端に腰掛けた。彼女の瞳は、いつもより少しだけ潤んでいて、何かを訴えかけるような熱を帯びていた。僕たちは言葉を交わす代わりに、吸い寄せられるように互いの体温を確かめ合った。制服の擦れる音、重なる呼吸。準備室という、いつ誰が入ってくるかわからない危うい状況が、かえって僕たちの衝動を加速させた。
彼女の手が、僕のズボンのベルトに手をかけた時、心臓の鼓動が耳元まで響くほど激しく…

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