あの頃の私は、自分がこんなにも淫らな快楽の入り口に立っているなんて、これっぽっちも想像していませんでした。高校二年生の初夏、放課後の校舎の裏手にある、少し古びた公園。夕暮れ時のオレンジ色の光が、木々の隙間から細長く差し込んで、ベンチの影を濃く落としていたあの時間は、今でも鮮明に思い出せます。
彼と二人きりになったとき、空気の密度が急に変わったような、あの独特の緊張感。私たちはただ、並んで座って話をしていただけでした。でも、彼の視線が私の唇に止まり、そのあと私の膝に置かれた彼の手が、じわじわと太ももを這い上がってきたとき、私の心臓は壊れそうなほど激しく打ち鳴らされました。制服のスカートの下、ストッキング越しに伝わる彼の体温が、異常なほど熱く感じられたのです。
「ねえ、ここ……誰も来ないかな」
彼が掠れた声で囁いたとき、私は答える代わりに、ただ小さく頷くことしかできませんでした。人目が気になる、けれど、どうしても彼と一つになりたいという、背徳感に似た衝動。公園のベンチは、大きな木の枝が作る深い影に覆われていて、一見すると隠れ家のような場所でした。
彼と二人きりになったとき、空気の密度が急に変わったような、あの独特の緊張感。私たちはただ、並んで座って話をしていただけでした。でも、彼の視線が私の唇に止まり、そのあと私の膝に置かれた彼の手が、じわじわと太ももを這い上がってきたとき、私の心臓は壊れそうなほど激しく打ち鳴らされました。制服のスカートの下、ストッキング越しに伝わる彼の体温が、異常なほど熱く感じられたのです。
「ねえ、ここ……誰も来ないかな」
彼が掠れた声で囁いたとき、私は答える代わりに、ただ小さく頷くことしかできませんでした。人目が気になる、けれど、どうしても彼と一つになりたいという、背徳感に似た衝動。公園のベンチは、大きな木の枝が作る深い影に覆われていて、一見すると隠れ家のような場所でした。
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