体験談(女の子)

仕事のパートナーとの境界線、オフィスでの密やかな時間


仕事というものは、常に理性の仮面を被って行われるものだと思っている。特に40代という年齢になり、社会的な立場や責任が増してくると、感情を露わにすることよりも、いかに冷静に、プロフェッショナルとして振る舞うかが重要視される。私自身、これまで多くのプロジェクトを成功させてきた自負があるし、パートナーである佐藤さんとの信頼関係も、仕事の面では完璧なものだった。

しかし、その完璧な信頼関係の裏側で、私たちの間には言葉にできない、しかし確かな熱を孕んだ緊張感が漂っていた。

その日は、重要な契約を控えた最終的な打ち合わせの日だった。午後、都心の高層ビルにある会議室。窓の外には都会の景色が広がっているが、室内は空調の低い唸りだけが響く、静謐で無機質な空間だ。佐藤さんは、いつも通り隙のないスーツ姿で、鋭い眼差しで資料をめくっていた。彼もまた、私と同じように仕事に対してストイックな人間だ。だからこそ、その理性が崩れる瞬間の背徳感は、他の誰かと過ごす時とは比べものにならないほど強烈なものになる。

「……少し、休憩にしませんか」

資料を閉じた彼が、低く、しかし拒絶を許さない声で言った。それは単なる休憩の提案ではなく、私への密やかな、そして抗いがたい要求だった。私は頷き、彼が会議室の鍵を閉める音を、耳の奥で確かに聞いた。
彼がデスクに腰掛け、ゆっくりとスラックスのジッパーを下ろしていく。その金属音が、…

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