初めてのフェラチオ

放課後の教室、好奇心旺盛な後輩による初めての奉仕


 西日が教室の床を長く、赤く染め上げている。放課後の校舎は、部活動に励む生徒たちの遠い声が微かに響く以外、不気味なほどに静まり返っていた。埃の舞う光の柱の中で、僕は、隣に座る彼女の様子を伺っていた。

 彼女は、僕の少し後輩にあたる。いつもは控えめで、教室の隅で静かに本を読んでいるような、そんな大人しい少女だ。しかし、今日、この誰もいない教室で二人きりになったとき、彼女の瞳に宿っていたのは、見たこともないような、危うい好奇心だった。

「先輩……これ、どうすればいいんですか?」

 彼女の声は、微かに震えていた。彼女の視線の先には、僕のズボンの膨らみがある。僕は、言葉を失った。拒絶する理由も見当たらず、ただ、彼女の真っ直ぐで、それでいて怯えたような瞳に見つめられると、抗いがたい衝動に駆られた。

 彼女の細い指先が、僕のベルトに触れる。金属の冷たい音が、静かな教室にやけに大きく響いた。震える手でジッパーを下ろしていく彼女の動作は、あまりに不慣れで、それゆえに、見ていて胸が締め付けられるような、背徳的な美しさを孕んでいた。

 解放された僕の熱を、彼女は、まるで未知の生物に触れるかのような、慎重な手つきで見つめていた。彼女の頬が、夕日の赤さとは別の、熱を帯びた朱に染まっていく。

「……怖い、けど、知りたいんです」

 その独白は、僕の耳元で、熱い吐息となって溶け込んだ。彼女は、膝をつき、僕の股の間に収まった。その姿は、まるで祈りを捧げる聖女のようでもあり、あるいは、禁断の果実に手を伸ばそうとする幼い獣のようでもあった。

 初めて、彼女の唇が僕に触れた。

 それは、驚くほど柔らかく、そして、ひどく熱かった。まだ、何をすべきかも分かっていない、たどたどしい接触。彼女の舌が、恐る恐る先端をなぞる。その瞬間、僕は、全身の神経がそこ一点に集中し、思考が白濁していくのを感じた。

 彼女は、少しずつ、感覚を研ぎ澄ませていくようだった。最初は、ただ口に含んでいるだけだったものが、次第に、彼女自身の好奇心が、技術へと昇華されていく。

「じゅぽ、じゅぽ……」

 静かな教室に、湿った、卑猥な音が響き始める。彼女の口内は、驚くほど温かく、そして、僕のものを包み込む圧力は、想像を絶するものだった。彼女は、僕の硬さを確かめるように、舌を絡め、上下に動かし始める。

 ちゅぱちゅぱ、と、粘膜が擦れ合う音が、僕の鼓動を早めていく。彼女の瞳は、時折僕を見上げ、僕の表情を確認するように動く。その視線が合うたび、僕の理性は、夕闇に溶けていくように失われていった。

 彼女の奉仕は、次第に熱を帯び、激しさを増していく。彼女は、自分の口の中に僕を深く招き入れ、喉の奥まで使いこなそうと、必死に、そして貪欲に動いていた。

 じゅる、じゅぷ、と、唾液と僕の体液が混ざり合い、音はさらに深く、重くなっていく。彼女の頬が凹み、吸い付くような感覚が、僕の脳髄を直接揺さぶる。感覚遮断に近い状態だった。視界は夕日の残照で霞み、聞こえるのは、彼女の鼻息と、口内から漏れる、淫らな音だけ。

 僕は、彼女の頭を、抗えない力で押し付けていた。彼女は、苦しげな声を漏らしながらも、決して離そうとはしなかった。むしろ、僕の欲望をすべて受け止めようとするかのように、その小さな口を、より深く、より強く、僕に密着させた。

 快楽は、波のように押し寄せ、僕の意識を何度も断ち切った。彼女の舌が、裏筋を、亀頭の縁を、執拗に、そして丁寧に這い回る。そのたびに、僕は、自分が人間であることを忘れ、ただの、快楽を求める肉塊へと変貌していくような錯覚に陥った。

 限界が、近づいていた。

 全身の血が、一箇所に集まり、脈打つ感覚が、爆発を予感させた。彼女もまた、その予兆を感じ取ったのか、動きをさらに激しく、さらに深く、喉の奥を突き上げるような、猛烈な吸引へと変えていった。

「あ、あぁ……っ!」

 僕の喉から、声にならない叫びが漏れた。

 どぴゅ、どぴゅ、どくどく、と、僕の生命が、彼女の口内へと、勢いよく放たれた。

 熱い奔流が、彼女の口腔を、そして喉の奥を、容赦なく叩いていく。彼女は、その衝撃に、目を大きく見開き、喉を震わせながらも、決して口を離さなかった。むしろ、その奔流を、一滴も逃さぬようにと、必死に、喉を鳴らして受け止めていた。

 どぴゅるる、と、最後の一滴が、彼女の喉の奥へと吸い込まれていく。

 静寂が、再び教室を支配した。

 彼女は、僕の股の間で、荒い呼吸を繰り返しながら、ゆっくりと顔を上げた。その口元には、僕の精液が、銀色の糸を引いて、わずかに残っていた。彼女は、それを、まるで宝物を扱うかのように、舌で丁寧に拭い取った。

 そして、彼女は、僕の目を見つめたまま、ゆっくりと、喉を動かした。

 ごっくん、と、小さく、しかし確かな音が、静かな空間に響いた。

 彼女は、最後の一滴まで、すべてを飲み干したのだ。こぼれることさえ、許さないかのように。

 彼女の瞳は、潤んでいて、どこか陶酔したような、それでいて、何かを成し遂げた達成感に満ちた、不思議な光を放っていた。僕は、荒い呼吸を整えながら、彼女のその姿を、ただ呆然と見つめることしかできなかった。

「……先輩」

 彼女が、掠れた声で僕を呼んだ。

「すごく、熱かったです。……少し、塩気が強くて、でも、とても濃い味がしました」

 彼女がそう語ったとき、僕は、彼女の言葉の中に、僕自身が感じていた、あの言葉にできないほどの熱量と、背徳的な充足感を見出した。

 窓の外では、完全に日が落ち、藍色の夜が校舎を包み込もうとしていた。放課後の教室に残されたのは、僕たちの乱れた呼吸と、消えることのない、濃密な余韻だけだった。彼女の初めての奉仕は、僕の記憶の中に、消えない刻印として、深く、深く刻み込まれた。
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