舌でゆっくりと先端を一周して、最後にひとなめして離れる。その離れ方に、惜しさがあった。離れたくない、という気持ちが動作の速度に出ていた。ゆっくりとした離れ方は、まだここにいたいという感情の表れだ。フェラチオを大好きな人間は、終わりに向かう動きが自然とゆっくりになる。急いで終わらせたくない。もう少し続けたい。その気持ちが、最後の舐め方のゆっくりさに出ていた。私はその動きを見ながら、自分のお掃除フェラを思い出した。最後の舐め方は急いでいないか。離れる時に惜しさがあるか。それらを確認して、自分の終わり方への意識が変わった。終わり方が、フェラへの気持ちの正直な表れだ。根本まで届く、全部飲み込む、最後まで丁寧に舐める。その三つが揃ってはじめて、バキュームフェラという作品のタイトルが完全に完結する。この作品の彼女は、その三つを全て持っていた。その完全さを見て、私は自分の目標が具体的になった。一つずつ自分のものにしていくこと。それがこの作品を見た後の私の課題だ。根本まで届く練習を続けながら、音の変化で進捗を確認する。ぐぽという音が出た時、目標に近づいたことがわかる。音を目標にするフェラチオの練習というのが、この作品から生まれた私の方法だ。
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