体験談(男の子)

久しぶりの休暇、海辺のテラスで彼女に求められた開放的な夜


彼女のその言葉を聞いたとき、僕は、自分が彼女の中に、文字通り自分のすべてを注ぎ込んだのだという実感が、より一層強く湧き上がってきた。それは、単なる肉体的な結合を超えた、魂の交流のような感覚だった。

夜の海は、変わらずに凪いでいた。テラスを吹き抜ける風は、少しだけ湿り気を帯びて、僕たちの熱を優しく冷ましていく。けれど、僕の身体に残る、彼女の口内の熱さと、すべてを飲み干された後の、あの不思議な喪失感と充足感が混ざり合った感覚は、決して消えることはなかった。

あの夜、海辺のテラスで、僕は、一人の女性に、僕のすべてを捧げ、そして彼女がそれをすべて受け入れてくれた。その記憶は、四十代になった僕の人生において、もっとも鮮烈で、もっとも美しく、そしてもっとも生々しい、官能の記憶として、深く刻み込まれている。
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