大学の期末試験が目前に迫っていた、あの冬の夜のことは今でも鮮明に覚えている。
部屋の中は、暖房の微かな音と、ページをめくる音だけが響く、どこか張り詰めたような、それでいて静まり返った空気の中にあった。
机の上には、開かれたままの分厚い参考書や、書き込みの激しいノート、そして飲みかけのコーヒー。
私と彼は、並んで座って黙々と勉強を進めていたはずだった。
でも、その静寂は、彼が不意に私の手を握ったことで、音を立てて崩れ去った。
「……ねえ、ちょっと休憩しない?」
彼の声は、いつもより低く、どこか熱を帯びていて、耳元で囁かれたその響きに、私の心臓は跳ね上がった。
勉強に集中しようと必死に目をノートに向けていたけれど、彼の指が私の太ももをゆっくりと撫で上げ、スカートの裾から入り込んできた瞬間、思考は真っ白になった。
「今、勉強しなきゃいけないのに……」
口ではそう言ったものの、私の体は彼の熱を求めて、抗うどころか、むしろその指の動きに期待してしまっていた。
彼が私の耳たぶを軽く噛み、熱い吐息を吹きかけながら、「口でしてほしい」と、あまりにも直球で、けれど切実な欲望をぶつけてきた時、私は本当の意味で理性を失った。
テストの点数なんて、どうでもよくなってしまった。
目の前の彼が、その欲望を剥き出しにして私を見つめていること、それだけが世界のすべてになった。
部屋の中は、暖房の微かな音と、ページをめくる音だけが響く、どこか張り詰めたような、それでいて静まり返った空気の中にあった。
机の上には、開かれたままの分厚い参考書や、書き込みの激しいノート、そして飲みかけのコーヒー。
私と彼は、並んで座って黙々と勉強を進めていたはずだった。
でも、その静寂は、彼が不意に私の手を握ったことで、音を立てて崩れ去った。
「……ねえ、ちょっと休憩しない?」
彼の声は、いつもより低く、どこか熱を帯びていて、耳元で囁かれたその響きに、私の心臓は跳ね上がった。
勉強に集中しようと必死に目をノートに向けていたけれど、彼の指が私の太ももをゆっくりと撫で上げ、スカートの裾から入り込んできた瞬間、思考は真っ白になった。
「今、勉強しなきゃいけないのに……」
口ではそう言ったものの、私の体は彼の熱を求めて、抗うどころか、むしろその指の動きに期待してしまっていた。
彼が私の耳たぶを軽く噛み、熱い吐息を吹きかけながら、「口でしてほしい」と、あまりにも直球で、けれど切実な欲望をぶつけてきた時、私は本当の意味で理性を失った。
テストの点数なんて、どうでもよくなってしまった。
目の前の彼が、その欲望を剥き出しにして私を見つめていること、それだけが世界のすべてになった。
✦ コメント ✦
まだコメントはありません。
コメントするには Xログイン が必要です。