体験談(男の子)

深夜のコンビニ帰り、偶然再会した元カノに求められた切ない夜


深夜の空気は刺すように冷たく、コンビニ袋の中の缶コーヒーが少しずつ熱を失っていくのを感じていた。二十代の、どこか空虚でセンチメンタルな夜。ふと、街灯の光が落ちる角で見覚えのあるシルエットを見つけた瞬間、僕の心臓は跳ね上がった。

数年前に別れた、かつての恋人。

彼女は、僕が忘れたいと思っていた記憶のすべてを纏ってそこに立っていた。目が合った瞬間の、あの言葉にならない沈黙。どちらからともなく、吸い寄せられるように近くのビジネスホテルへと向かった。言葉は必要なかった。ただ、互いの体温を確かめたいという、切実で、少しだけ後ろ向きな衝動だけが部屋を満たしていた。

ベッドに腰を下ろした僕の前に、彼女は迷いなく跪いた。薄暗い照明の下、彼女の瞳には、かつて僕が見たことのある、情熱的で、どこか悲しげな光が宿っていた。彼女の手が僕のズボンを脱がせ、露わになった僕のモノを、その温かい掌で包み込む。

「……久しぶりだね」

彼女の声が、耳元で小さく震えた。そして、彼女の唇が僕の先端に触れた瞬間、全身に電流が走った。

彼女の口内は、驚くほど熱かった。湿った舌が亀頭の周りをゆっくりと這い回り、チロチロと執拗に刺激してくる。僕は思わず息を呑み、彼女の髪に指を絡めた。彼女は僕の反応を楽しむように、じゅぽじゅぽと音を立てながら、深く、深く、僕をその口の中へと迎え入れていく。

ちゅぱちゅぱ、という湿った音が、静まり返った部屋に生々しく響き渡る。彼女の舌使いは、僕が覚えていた記憶よりもずっと巧みで、それでいてどこか飢えているようだった。彼女は喉の奥まで僕を突き入れるようにして、激しく、そして丁寧に、僕のすべてを吸い上げようとしていた。

「ん、んぅ……っ」

彼女の鼻にかかった吐息が、僕の太ももに吹きかかる。視線を落とすと、彼女の頬が、僕のモノを受け入れるたびに凹み、膨らむのが見えた。その視覚的な刺激が、僕の理性を容赦なく削り取っていく。彼女の瞳が、僕を見上げながら、熱っぽく潤んでいる。その眼差しに、僕は過去の思い出と、現在の強烈な快感の狭間に引きずり込まれていった。

じゅぽ、じゅぽじゅぽ……。

吸い付くような、力強い吸引力。彼女の口内は、まるで真空状態になったかのように僕を締め付け、逃がしてくれない。舌が裏筋をなぞり、亀頭の裏側を激しく刺激するたびに、腰が勝手に浮き上がってしまう。彼女はそれを分かっているかのように、さらに速度を上げ、激しく、貪欲にフェラチオを続けていく。

喉の奥を突かれるような、逃げ場のない感覚。唾液が混じり合い、ヌルヌルとした感触が、僕のペニスの感度を極限まで高めていく。僕はもう、自分がどこにいるのかも、彼女が誰なのかも分からなくなっていた。ただ、彼女の口の中にある、あの熱い空間だけが、僕の世界のすべてだった。

射精感が、下腹部からせり上がってくる。逃げようのない、圧倒的な波。

「あ、……出る、……っ!」

僕が声を漏らした瞬間、彼女はさらに深く、喉の奥まで僕を飲み込んだ。

ドピュッ、ドピュドピュッ……!

熱い精液が、彼女の喉の奥へと勢いよく叩きつけられる。僕は全身を弓なりに反らせ、彼女の口の中で、自分の中のすべてを吐き出した。ドクドクと脈打つ感覚とともに、大量の精液が彼女の口内に注ぎ込まれていく。

彼女は決して、顔を逸らそうとはしなかった。むしろ、僕の射精に合わせて、より一層強く、激しく口を動かし、僕のすべてを吸い尽くそうとしていた。口の端から溢れそうになるのを、彼女は必死に唇を閉じて食い止めている。

ドピュッ、びゅるる……。

最後の一滴が、僕のペニスから絞り出されるまで、彼女の口は僕を離さなかった。

しばらくの間、私たちは荒い呼吸を繰り返しながら、重なり合ったまま動けずにいた。彼女の口元には、僕の精液がわずかに光っていた。彼女はそれを、一滴もこぼさないように、丁寧に、ゆっくりと飲み込んだ。

「……ごっくん」

喉が鳴る音が、静かな部屋に響く。彼女は僕の目を見つめたまま、口の端を指で拭った。

「……すごく、熱くて、しょっぱいね」

彼女がそう呟いたとき、僕は彼女の言葉の中に、言葉にできない切なさを感じた。それは単なる感想ではなく、僕たちの関係の、行き場のない結末を象徴しているようだった。

彼女の口内に、僕のすべてが収まった。彼女の喉を通って、僕の一部が彼女の中へと消えていった。その事実に、僕は言いようのない充足感と、それ以上に深い喪失感を同時に感じていた。

深夜のホテル。窓の外では、街の灯りが虚しく揺れている。僕は彼女の肩に顔を埋め、消え入りそうな熱を抱きしめながら、ただ、過ぎ去った時間と、今ここにいる彼女の温もりを感じていた。
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